カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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答を急ぐのは間違いの元

最近のマスコミによる政治報道を見ていると、どうしてそんなあいまいな根拠でものごとを言えるのか不思議になるものが多いです。

私は中学〜高校生の頃にわりと偏った政治思想に傾倒していたことがありますし、その後に反動していた時期まであるので、もうそういう特定のイデオロギーにとらわれるのがいやなものですから、最近は特定の新聞やニュースだけから情報を得るのではなく、新聞ならネットで五大紙の見出しをチェックするなどしています(中身まで読む時間は無し)。

そうすると面白いことがわかるのですが、安倍政権を支持している新聞(読売・産経)と批判している新聞(朝日・毎日)とでは紙面が全然違っています。その違いが顕著なのが、ちょっと前なら安保法案についてで、最近では森友問題、加計学園問題、共謀罪などについてです。

どちらか一紙しか取っていない人は、その新聞に書いてあることがみんなの意見だと思ってしまうのではないでしょうか。ちなみに、年齢層が上になるほど情報はテレビで得ていて、若いほどネット経由らしいです。

私は若くは無いですが、政治の情報はほとんどネット経由です。しかし、ネット経由と言っても、2ちゃんねるとかはまったく見ませんし、訳のわからない匿名のブロガーとかの言うことなど信じません。結局は、大手新聞の記事をネット経由で見ているだけです。

あとは、特定の問題について深く理解したいと思った場合、その筋の専門家が書いたブログ・ツイッター・ニュース記事を調べたり、データベースサイトやまとめサイトなども参照することがあります。

ネットで情報を集める場合には、偏ってしまうととことん偏るので、真実に近づきたければ異なるソースや相反する意見を見比べることが重要になります。その点、五代紙の記事をネットで見比べる場合には、特定のスタンスの新聞に偏ることがないので、左右もしくは親安倍・反安倍の対立構造がよく見えて面白いです。まあ、五代紙すべてが間違っている場合もあるので、結論は出せませんが。

特に、森友問題や加計学園問題では、それぞれのサイドでは真逆のことを言っていて、私からすればどちらも状況証拠にすぎないものですから、それでどうこう言うことじたい、「信じたいだけ」にしか見えません。私の意見は「わかりません」です。

そんなあいまいな話は、まあマスコミでやるのは自由と思いますが、国会ではもうちょっとまともなことを優先して欲しいです。仮に事実であったとしても今のところは違法性には乏しい話ですから、もうちょっと違法性が明らかな話(斡旋収賄や斡旋利得など金・利権がらみとか)なら別ですが。加計学園の話はてっきりそうだと思ってましたが違うみたいですし。

そもそも何でもかんでも規制緩和しか能が無いから特区制度みたいな話になって、そういう方向性に問題があると言う議論なら大いにすべきと思いますし。既得権批判による改革は間違いだらけが多いので(獣医学部新設の話がそうかどうかは私はわかりませんが)。

↓やるなら、こういう話を徹底的に追求すべきでしょう!

民間議員・竹中平蔵氏に“退場勧告” 戦略特区に利益誘導批判

だいたい、「民間議員」って何ですか?議員でも何でもない一民間人どころか、利害関係者ですから利益相反しまくりでしょう!なぜこんな奴らの存在が許されているのか!利権批判による改革の正体は、こいつらへの利益誘導なのです。

あと国会でやって欲しいのは、個人的には、共謀罪のもっとまともな審議や、北朝鮮のミサイル問題(まあ何もできないでしょうが)、あとはやっぱり経済政策についての議論ですね。

最近では失業率がものすごく下がっていて、超人手不足だから景気が回復しているとか言ってますが、少子高齢化で若者が減っているからそうなってきた部分のほうが大きいです。いずれにしろ、人手不足は良いことですし健全です。これでようやく賃金が上がりはじめるきっかけになるでしょうが、まだ景気は回復していませんので間違えないで欲しいですね。

消費増税のせいで個人消費がずっとものすごい低迷し続けており、たしか1年9ヶ月連続しての低下です。これってかなり深刻なんですが、一体何を見ているのやら。

あと、こちらも景気回復と勘違いされていますが、このニュース。

GDP、年2.2%増=5期連続プラス、11年ぶり-1~3月期

このニュースを見て、「アベノミクスがうまくいっている証拠」などと馬鹿なことを言っている人がいましたが、そうではありません。1~3月期でプラスになったGDPと言うのは「実質GDP]なのです。

実質GDPを直接集計することはできませんので、名目GDPとインフレ率から計算して求めるわけですが、名目GDPはほとんど増えていないのにインフレ率がマイナスになったために、実質GDPが成長したことになってしまっただけです。

ようするに、またデフレに逆戻りしただけなのです。これはアベノミクスが失敗していると言うことです。正確には当初のアベノミクスに含まれていなかった消費増税の悪影響だと思いますが。

確かに、経済成長で重要なのは実質GDPの成長(=実質成長)ですが、それは本来なかなか難しい話です。それより今の日本に必用なのは名目成長のほうなのです。20年もデフレを放置して名目成長していない国は日本しかありません。財務官僚とマスコミのマクロ経済音痴が原因です。

「国の借金」とやらの問題や、民間の過剰貯蓄(金を貯め込んで使わない)の問題を解決するには、マイルドなインフレにして名目GDPを増やして行くことが必用です。実質成長はそもそも難しいので、私はこちらに関しては具体的にはわかりませんし、かなり難しいでしょう(低成長なら可能とは思いますし、マイナス成長にならなければ御の字)。

しかし、インフレにするのは簡単で、政府が国債を発行して財政出動をバンバンやる、その国債は日銀が買い上げてしまえばチャラです。ところが安倍政権は超緊縮財政をやっているからデフレに逆戻りしたのです、その緊縮をマスコミがまったく報道しないのも愚かすぎます。

まともな政策の議論もされないまま、反安倍と親安倍の対立で、私からすればどうでもよい「疑惑」ばかりが取り上げられています。そういうのが「娯楽」になっている人もいるのかもしれませんし、マスコミにしても「商売」になるのかもしれませんが、本当の意味での国民生活の向上にはつながらないどころか、重要な問題が置き去りになってマイナスです。なので正直、マスメディアに対する信頼は私の中でどんどん失われています。

なぜそんな根拠の乏しいことを簡単に信じられるのか!?どちらの陣営も、自分たちの敵をやっつけることが目標だからでしょう。手段は何でも良いのかと思います。そんな政治闘争より、国民生活を平和で豊かで安定したものにするようなまともな話題を議論して欲しいものです。

野党やマスコミには安倍政権の政策の間違いをちゃんと糾弾して、正しい政策を提示して欲しいのです。ただの足の引っ張り合いや信じるか信じないかのレベルの「疑惑」の話ではなく。

まあ、私も、若い頃には根拠の乏しいことを色々と信じていましたので偉そうには言えませんが。

まあ実際、政策の話をしてみても、消費増税で社会保障の財源確保みたいな馬鹿なことしか思いつかないのなら、もうそういう人達は何も言うなといいたいですが。あと、「意見」と「事実」をごっちゃにして話をしたりしますし、間違った経済政策を批判する能力もないどころか余計に悪い政策ばかり言いますから、もうお手上げです。

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