カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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ヤマトのどこが面白い!?


宇宙戦艦ヤマトは、私にとっては特別な作品と言いますか、自分が物心ついて人生で最初に夢中になったものです。

このヤマト、初回の放送時は低視聴率のため50話以上の予定が26話に短縮されたほどですが、再放送をやっているうちに人気が爆発して後に社会現象にまでなったのある程度の年齢以上の方はご存じでしょう。このヤマトですが、何と私は初回の放送から見ていたのです。まだ6歳でしたが。

当時、ヤマトの裏番組には、高視聴率番組の「アルプルの少女ハイジ」と、そこその人気の「SFドラマ・猿の軍団」とがあり、まだ小学校入学前の私は、おぼろげな記憶では「ハイジ」を見たり「猿の軍団」を見たりしていたように思いますが、3、4歳年上のいとこが札幌から法事か何かでやってきた時に、「これを見るべし」と言って「宇宙戦艦ヤマト」を教えてくれたのがきっかけで見るようになり、それからの私は、親に「ヤマトきちがい」と言われるほど熱心に見ていたようです。

初回放送は低視聴率でも、再放送ごとに人気がでて、本放送をただつなぎあわせただけの映画が大ヒット、そして続編「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」が製作されてこれまた爆発的なヒットとなったわけです。

と、ここまでは良かったのですが、「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」の内容をテレビシリーズにした「ヤマト2」では途中からちょっと話がかわっており、映画のほうではほぼ全滅した主要キャラクターが、このテレビシリーズのほうでは生き延びており、映画で泣かせておいて、こっちでは生き残るとはちょっとどうなのかと。

まあ、それはまだ良いとして、ここからはパラレルワールドになるのか、その後に続編がどんどん作られて、そのたびにだんだん飽きられてしまい、人気はジリ貧でした。

まあ、こっちもどんどん年を取ってSFもいろいろ見たり読んだりして目が肥えてきてますから、基本的に同じような話(地球が侵略されてヤマトがそれを救う)の繰り返しですから、続編を作ってもなかなか厳しいものがありますし、しかもヤマトは設定上の矛盾やらご都合主義などが多くてツッコミどころ満載なのですから人気低下も当然でしょう。ただ、その割には私はどの作品も夢中で見てましたが。

ヤマトは設定が緻密なハードSFではありません。当時としては目新しい宇宙を題材にしたSF作品ではありますが、見所は、科学的合理性ではなく、むしろ浪花節的なドラマ部分です。ヤマト主題歌2番の歌詞に「地球を救う 使命を帯びて、戦う男、燃えるロマン。誰かがこれを やらねばならぬ。期待の人が 俺たちならば〜」とある通りです。

宇宙の描写、浪花節的ストーリー、メカデザインの秀逸さ、そして素晴らしい音楽・・・と、見所はこれくらいでしょうか。だからストーリー進行や設定上の細かいツッコミどころなど気にせずに夢中で見ることができたのです。

まあ私が当時一番夢中になったのは、宇宙の絵と戦艦などのメカデザインでしたが。テレビを見終わった後に必死で形を思い出してヤマトの絵を一生懸命に書いてました。

その後にある程度の年齢になって見返した時にすばらしいと思ったのは、音楽です。劇中のBGMの種類がものすごい多いうえに、それがまた美しいメロディーのものがたくさんです。チャイコフスキーやブラームスもびっくりな旋律、たまに70年代歌謡曲のような旋律もありますが、それがまた素晴らしいのです。

違法動画ばかりなので、いずれ消えるでしょうが、旧作と2199版とでの演奏の違いを比べると面白いです。作曲はすべて宮川泰(ひろし)氏によるもので、2199のほうは息子の宮川彬良氏が耳コピーで楽譜を再現して演奏したものです。

正直、旧作と比べて2199の演奏ほうが各楽器の演奏レベルはかなり高くなっていますが、演奏そのものはイマイチです。感情が入っていない!?

旧作の演奏がバーンスタイン/ニューヨークフィルなら、2199版はアバド・ベルリンフィル・・・みたい感じです。まあ、好みの問題かな!?

無限に広がる大宇宙(旧版)


無限に広がる大宇宙(2199版)


→これは、圧倒的に旧版の演奏のほうが良いなあ・・・。



悲しみ 沖田の死(旧版)


哀しみ 沖田の死 (2199版)


→私が一番気に入っているBGMです。

この演奏と、この次の曲の演奏は2199版のほうが良いように思う。どちらも弦楽器のみの演奏なので、楽器の種類が少ないほど奏者の演奏レベルの差が大きく出すぎるせいかも。



美しい大海を渡る(弦)(旧版)


美しい大海を渡る(弦)(2199版)




美しい大海を渡る(2199版)


→これは旧版と2199版とで比較的差が小さい気がするが、旧版の動画がみあたらず残念。



元祖ヤマトのテーマ(旧版)


元祖ヤマトのテーマ(2199版)


→なぜか2199版のほうが音質が悪いが(サントラ盤CDそのものが音割れして最悪)、それを抜きにしても私には旧版のほうが圧倒的に良いような気が・・・。2199版のトランペット前に出過ぎな上になんか音程が低く聞こえるが、どうなんでしょう!?



夕日に眠るヤマト(旧版)


夕日に眠るヤマト(2199版)


→これも2199版のほうのトランペットがなんか音程おかしく聞こえるが!?



悲しみのヤマト(旧版)


悲しみのヤマト(2199版)


→この二つを比べて確信しましたが、2199版のトランペットはダメですね。旧版のトランペットは音がちょっとかすれぎみですが、演奏は悪くないです。2199版のトランペット奏者は、楽器はよく鳴っているがちょっと汚いしビブラートもやりすぎでダメです。



大いなる愛 -導く魂(2199版)


→この曲は、たぶん「ヤマトよ永遠に」か「ヤマトIII」とか、もっと後の作品で使われた曲ではないかと思うのですが・・・。



Yamato Into the Vortex(2199版オリジナルアレンジ)


→このアレンジはイマイチではないかな!?2199オリジナル、つまり宮川息子オリジナルアレンジと思うが。あと、やっぱりトランペットがところどころ音程おかしいように聞こえるが・・・



それにしても、ヤマトの主題歌はいろんなアレンジすることで、勇ましい感じになったり哀愁を帯びて悲しげになったりと、そう考えるとすごい曲だとあらためて関心した次第です。
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Comment

流石は船長 すごい洞察力
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すごいなーの連発
音楽は普通に聞いていたのでそんなに違うとは

2202もある程度、でたら解説をお願いします。
2017年03月10日(Fri) 13:39
編集
ロードさん、どうもですー

ヤマトの音楽、昔から大好きでサントラ盤たくさん持ってますので・・・2199のも買いましたが、こちらはCDに収録されている元から音割れしていて音質最低でした。

2202はまだサントラ番は出てませんでしたが、見に行った時にガトランティスのテーマのパイプオルガンの曲はそのままでしたが、管弦楽に編曲された曲が宮川息子オリジナルであり、これはなかなか良い編曲でした。
https://www.youtube.com/watch?v=sInxYM3v9QI
この9分20秒くらいからはじまっているBGMですが、じれが10分めくらいから良い感じです。
2017年03月10日(Fri) 14:48












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