カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
ホームページへ     
TOP政治・経済・社会 ≫ トランプ大統領誕生の理由

トランプ大統領誕生の理由

トランプ大統領について、まず、アメリカのマスコミで彼について正確に報道されていないので、それをただ輸入しているだけの日本のマスコミ報道を見ても肝心な部分がわからないので、どうしたものかと思っていました。

この前の大統領選挙で、アメリカのマスコミ関係者の96%はヒラリーに投票し、トランプに投票したのはたった1%との調査結果があるようで、このことからわかる通り、アメリカのマスコミ報道はかなり偏ったもの、少なくとも国民は半々に割れているので、一般国民とマスコミ関係者で意識の分断があるのは間違い無いようです。

最近、アメリカ在住の評論家の人の話を聞きまして、おかげでかなりトランプのことがわかりましたので、そのことをまとめておきたいと思います。

(1)なぜトランプみたいな異常人物が大統領になってしまったのか

(理由1)ヒラリーがクズすぎるから

アメリカで、社会主義者を自称するサンダースが民主党の予備選でいいセンまで行った理由とも共通しています。一つは格差の問題ですが、もうひとつはやはり、ヒラリーがクズ過ぎるからということも一因のようです。彼女の健康問題とかは小さいレベルの話です。

ヒラリーがどのようにクズなのか、3点あります。

(1)典型的な汚職政治家である
(2)ウォール街とつるんでいる
(3)戦争したがる。

この3つです。一番ひどいのが(1)で、メール問題の本質もここにあるようです。

彼女が国務長官時代に国務省のメールアカウントを使用せずに、自宅にサーバーを置いて私的なアカウントで業務上のやりとりをしていた最大の理由は、国務省に通信記録を残したくないと言う意図によるものです。うっかりではありません。計画的です。そして、まわりの取り巻きたちはみんな知っていたそうです。

目的は、国務大臣の立場を利用して世界中から汚い金を得ているのを隠すためです。

アメリカの国務大臣ともなれば、世界中から陳情のために面会の依頼などひっきりなしです。彼女は、そういう要求が来た場合に、会ってやるかわりに、「クリントン基金」にいくらいくらの金を振り込め、と言う調子で、世界中からダークマネーをかき集めていたとのことです。そして本来は慈善事業のためのものである「クリントン基金」のお金の大半が使途不明だそうです。

クリントン財団に関しては、金銭スキャンダルが非常に多いようです。このことが、メール問題で露出してアメリカ国民はみんなヒラリーなど汚職政治家の典型で汚いやつとだとの認識です。

トランプも会社経営者として大統領になると利益相反の問題が指摘されていましたが、ヒラリーはその上を行っていると言っても良いのではないでしょうか!?

あとは、アメリカの政治資金のしくみで日本と違うのは、アメリカでは政治献金が無制限である上に、財団などを介せば匿名で迂回献金などやり放題なので、その結果として、アメリカの所得トップ0.1%の人達が経済権力だけでなく、政治権力までもを得てしまっているわけです。

ヒラリーはそこいらとズブズブの関係ですが、トランプは大統領選の政治資金のほとんどを自分の財産から出して選挙運動していたので、そういう意味ではヒラリーより遙かに信頼されていた、すくなくともウォール街とズブズブではないと思われていたようです。

それから最後に、理由はわかりませんが、彼女はとにかくイラクやシリアに対してイケイケどんどんです。そしてロシアともイケイケどんどんです。世界中に手をだしまくる、まるでネオコンのようです。理由はわかりません。イラクやシリアにイケイケなのは、イスラエルとつながっている(これも金のため?)のかもしれませんが、それはわかりません。ロシアに強行なのは、メールを曝露されたうらみでしょうが。

少なくとも彼女が大統領になっていたら、イラクやシリアはまた滅茶苦茶になってその度合いを増していたでしょうし、ロシアとの関係も今以上に悪化していただろうとのことです(彼女の個人的理由により)。

こんな人物なのですから、むしろ共和党がトランプでなかったら、もっと大差で選挙に負けていたのではないでしょうか!?

リベラル政党であるはずの民主党の大統領候補が、国民の格差ほったらかしにしてきれいごとと自己利益の追求ばかりに熱心なので、一般大衆が愛想を尽かして極右に走ると言うのは、ヨーロッパでも同じ傾向です。リベラル政治家やリベラルメディアの質の低下によるためでしょうが、これはは日本でも同じなので、世界的な傾向なのかもしれません。


(1)なぜトランプみたいな異常人物が大統領になってしまったのか

(理由2)アメリカにおける今後の人口動態の変化

これは実はマスコミでは言論の自主規制が行われていて、アメリカでは公に議論することがタブーになっている問題のようです。具体的には、「アメリカにおける人種構成の変化」の話です。

ごくおおまかな数字ですが、アメリカと言う国は、1965年までは移民の8割がヨーロッパの白人で、それ以外の人種は2割以内という感じで制限していました。それは、アメリカの人口構成が、ほぼ白人8割強、その他1割強だからです。

ところが、1965年に移民法が改正されて、人種や国籍での制限をやめてから、白人の比率が徐々に下がりはじめ、最近では白人6割強、黒人1割強、ヒスパニック2割弱になっています。

そして、このペースでの移民の流入と、白人の少子化を計算に入れると、あと数年で白人の比率が5割と切るだろうとの予測があるようです。

アメリカにはマイノリティーを保護するしくみがいろいろありますが(アファーマティブ・アクションなど)、こういうしくみは、弱者が少数だから成り立つのであって、それなりの数になってくると維持が困難になってきます。

世論調査によると、白人の5割ほどの人たちが、「自分たち白人こそ差別されている」と感じているようです。実際、白人の中年では失業や自殺、薬物中毒などが急増して有意に死亡率が増加していると言うデータもあります。

マスコミは、トランプが分断を煽っていると報道していますが、実際はむしろ逆です。アメリカのマスコミが分断の事実を認めずに封じ込めよう、見ないようにしよう、議論しないようにしようとしているところに、多くの白人が不満を持っていると言うのが現実です。

ただし、この問題は解決不可能だと私は思います。これから、白人とそれ以外の比率が半々になれば、何をどう頑張っても分断は進むに決まっています。

リベラル方面の方は、多様性が大事などときれい事を言いますが、多様で異なる文化・宗教・政治信条を持つ人たちが一緒にまじれば、ひたすら衝突が繰り返されるのは、わずかな想像力がありさえすれば簡単にわかることです。その解決策はありません。

実は、民主主義も成り立たなくなります。人種や宗教で対立してひたすら争いになるからです。選挙の結果を認められなくなれば、最悪の場合は殺し合いになる可能性すらあるでしょう。

日本を考えればわかると思いますが、少なくとも人種・民族・宗教などが選挙の争点になったり、議員を選ぶ基準になったりは今のところあまりしていません(少し出てきていますが)。民主主義が穏当に成り立つためには、有権者みんなが、同じ国の国民であり仲間であると言う感覚が不可欠なのです。

グローバル化がすすめばすすむほど、人の移動がはげしくなり、移民の流入が生じる結果として、逆に民族主義や差別、争いが多くなるのは当たり前ですし、そうなると、まともな民主政治も成り立ちません。

話をもどしますと、アメリカにおける白人の地位低下に危機感・不安感・恐怖心を抱いている白人層の支持がトランプに集まったため、と言うのがトランプ大統領誕生のもうひとつの理由です。

すべて書き切れませんが、長くなったので一旦おわります。

次回は、トランプがいったい何を目指しているのかについて、アメリカ在住の評論家から聞いた話の続きです。

Comment

編集
日米ともに、ネットによる情報伝達の故か、マスコミの立場が弱まってることが
わかりますね。 

時代の変換期に、今まさに 我々は過ごしているのでしょう。

江戸時代の100年は、今の1年位の時代の流れかもしれませんね。


ご先祖様に 色々とお前たちは、知りすぎ考え過ぎだと言われそう(笑)

知りたくも考えたくもないのですけど、そうもいかない時代ですから・・・。

いいのか わるいのか!?


船長さん  釣果UP 方法また 教えて下さいねーー

ブログ ホント楽しみにして過ごしてます!!
2017年02月22日(Wed) 11:22
編集
矛盾してますね   
2017年02月22日(Wed) 11:25
編集
>HBさん

確かに、何もかもがものすごい速さで動いており、対応ができませんね。でも、いずれにしろアメリカの覇権もいつまでも続くことはないでしょうから、もしかしたら私らが生きている間にも世界秩序の激変にまだまだ遭遇するかもしれませんね。

ベルリンの壁の崩壊、リーマンショック、どちらも歴史の教科書に載るようなこと2つが起こりましたが、それらに匹敵する何かが、そう遠くない未来にまだあるかもしれません。
2017年02月22日(Wed) 22:28












非公開コメントにする