カーク船長の娯楽日記

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あいまいな言葉

日本語に限らず、言葉の意味はあいまいであり、と言うか、1つの単語でも複数の意味を持っていたりあいまいな意味合いであったりするので、言葉の正確な意味は前後の文脈なしには決まりません。

これをわかっていない人が多いので、議論において無意味な揚げ足取りや話しのかみあわなさなどが生じるのかと思います。と言うか、テレビの討論番組など、そもそも自分の意見が絶対に変わることが無くて相手をねじふせることしか考えていないようなやつばかりが出ているわけですから、そういう者どうしの議論を見ても真実にはたどり着かないでしょう。

議論する目的は、議論に勝つためではなく、他人との議論によってお互いにより正しい考え方に近づくためだと私は思うのですが、世の中にそう思っている人はほとんどいないようです。

ディベートも、相手に議論で勝つために訓練だと勘違いされているようです。

本来のディベートの目的は、アメリカ人というのは自分の意見を相手に押しつけてばかりで、相手の身になって考えることをまったくしないので、相手の立場に立って、つまり逆の立場に立ってものを考えられるようにするためのものです。

あるテーマについて賛成と反対に分かれて議論させたあと、今度は立場を入れ替えてやるそうです。

これは非常に良いと思います。立場が変われば利害もかわりますし、何が重要か、何が正しいかも変わります。少なくともそういうことが理解できるようになるし、もっと言えば、口がうまいやつはどっちの立場になっても相手をうまいことやりこめることができるわけですから、そういうのを見ると、議論に強い人の言うことがかならずしも信用できるとは限らないこともわかります。

何が言いたいのかよくわからなくなってきましたが、こんなことを言いたかったわけではありません。

意味のあいまいな言葉のせいで誤解が広まったり真実が伝わらなかったりすることがあると言いたかったわけです。

具体的には、「国の借金」と言う言葉です。この言葉の意味をちゃんとわかっている人はどれくらいいるでしょうか?

そもそも「国」と言う言葉の意味があいまいです。「国の借金」を「日本国全体が外国からしている借金」のことと誤解している人もいたのでびっくりしました。

日本国全体、つまり、政府・自治体・企業・家計の外国への借金と思っているようです。違います。これに似た意味の言葉には、「対外純債務」というのがあります。

対外純債務と言うのは、日本国全体が外国に借りている借金から、外国に貸しているお金(持っている資産)を差し引いた額のことです。

ちなみに、日本の対外純債務はマイナス、つまり借金より資産のほうが多いです。ちなみに、その額は300兆円以上であり、これは世界一です。

これを見ると世界中に資産を持っている、金を貸しまくっている国、それが日本国です。世界一の金持ち国なわけです。知ってましたか!?

では「国の借金」とは何か!?

財政赤字のことと誤解している人もいました。対外純債務と誤解するよりまだマシですが、財政赤字は単年度会計の話です。単年度会計が赤字、つまり税収よりも歳出のほうが多いことをプライマリーバランスがマイナスと言う表現になりますが。

ついでに言いますと、単年度の会計が赤字とか黒字とかと、財政が健全かどうかは実はあまり関係ありません。日本は長年ずっと赤字ですがいまだに財政破綻の気配すらありませんが、ギリシャやアイスランドなどは財政破綻するまでずっとプライマリーバランスは黒字でした。知ってましたか!?

だからプライマリーバランスを財政の指標にしても意味はないし、こんなものを正式に指標にしている国はありません。単年度の会計が赤字か黒字化は国家財政の運営においては関係無いと言うことです。

「国の借金」とは「日本政府の累積債務」のことです。これに地方自治体の債務も加える場合がありますが、いずれにしろ、政府や公的部門の負債のことです。

で、財政の健全性ではなく、政府の負債の額の大きさを論じる場合に一般的に使われる指標は、政府債務の対GDP比(%)です。

政府の債務が対GDP比で増え続けるとまずいと言うことになり、そういう点ではたしかに日本政府の債務は対GDP比でも増え続けています。

でも、どのくらい増えたらまずいのか、破綻するのかは決まっていません。しかし、破綻の前兆として考えられるのは、通貨発行を乱発して財源にするから高いインフレ率になり、誰も国債の引き受けてがなくなって金利が高騰しているはずです。

ところが今の日本はいまだにインフレ率はほとんどゼロ、金利に至ってはマイナスです。

「国」と言う言葉があいまいなので誤解されるのでしょうが、日本語だからあいまいなのかと思って英語で何と言うか調べたら、英語でも「national debt」でした。

ただし、national debt にも、public debtとgoverment debtとがあり、goverment debtにもgrossとnetがあります。

良い時代になりましたねー。その気になればなんでも調べられます。まあ、ネットだとソースに気を付けなければなりませんが。デマも多いので。どのサイトを見るかによります。wikipediaではありますが・・・

各国における公的債務

Government debt

↑これを見ると、「国の借金」の金額が一番多いのはアメリカで2番目は日本、その次が中国となってます。まあ、経済規模の大きい国は政府の負債も多いのが普通と言うことでしょう。

あと、気づいたこととしては、政府が借金をかかえているのは、むしろ当たり前のことだと言う点です。

GDPが大きな国(=経済大国)は、どこも国の借金も大きいわけですが、

・・・何が書きたいのかわからなくなってきたので、やめ!

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