カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(笑)

この前の日曜は釣りに行かなかったので、録画しておいたSF映画を二つほど見ました。他にすることあるのに(汗)。

一つ目は、地上波でやっていたトム・クルーズ主演「オール・ユー・ニード・イズ・キル」です。なんで全部カタカナ!?



結論から言うと、この映画はかなり面白かったです。最近見た中ではダントツと言って良いくらい。ケチつけたくなる部分も少ないです。

ちなみにハリウッド映画ですが、原作は桜坂洋氏のライトノベルで、「All You Need Is Kill」と英語表記で出版されました。ところが、映画が日本で公開されるにあたっては、映画のタイトルとしてはすべてカタカナ表記にされてしまったようです。

ちなみに、英語圏での公開時のタイトルは「Edge of Tomorrow」で、DVD化された後は「Live Die Repeat」に変更されたそうです。

理由は、「All You Need Is Kill」が英語として文法的にちょっと変だから・・・ではなく、当初は英語圏でも「All You Need Is Kill」のタイトルで公開予定だったらしいですが、映画のタイトルに「Kill」が入っていると客の入りが悪くなると考えて、「Edge of Tomorrow」に変更されたそうです。

「All You Need Is Love」はおかしくないなら、「All You Need Is Kill」も良いのでは?と思いましたが、英語が得意な人に聞いたところ、kill は love と違って名詞形での使用はごく限られていると言うことと、名詞形の kill は love と違って可算名詞なので冠詞が必用になるとのことだから、この表現はおかしいとのことでした。

なので、海外で公開されるタイトルがこの微妙な英語表現のタイトルでなくなったことに安堵している人もいるようですが、私としては残念ですね。変な英語で押し通して欲しかったですが。もう日本では和製英語その他の変な英語が氾濫してますから、こうなったら日本風の英語をむしろ国際標準にするくらいのことをして欲しいものです。

あと、このDVDの扉にも書いてある、「日本原作」・・・なんじゃこりゃ!?作者は国ではなく人間です。「原作・桜坂洋」とかで日本人が原作を書いたと十分わかると思うのですが・・・なんでしょうね、「日本原作」って。タイトルの英語より、こっちのほうが気になりましたね。原作者の名前も出してもらえないとは、やっぱり、ライトノベルだから差別されているんでしょうか!?



マンガ化もされているようです。



小説の扉に「世界が認めた名作」とありますが、アメリカ人の映画制作者が認めたことが世界が認めたことになるんでしょうかね?たかだかハリウッドの狭い世界の話だと思うのですが、こんな言い方は滑稽ですね。

まあ百歩譲って、ハリウッド映画に採用されたことが仮に世界に認められたのだとしても、映画のほうのストーリーはほとんど原作の原型をとどめていないくらい変えられているようです。つまり、大幅にストーリーを変えなければならない=そのまま世界に認められたわけではない、と言うことですから、これまた(笑)。

まあ、肝心のアイディアの部分は原作そのままのようですが。その肝心の部分ですが、主人公が戦場で戦いにまきこまれて死ぬたびに過去にもどって同じ一日をやり直すと言うプロットが話の中心になっています。

死ぬたびに過去の同じ時点に戻って、また同じ一日を繰り返す、しかし過去の戻るたびに記憶はそのままなので、戦場での戦い方がどんどん熟練して行く、何がいつおこるか覚えているので、どのタイミングでどうふるまったら良いかわかりますから、どんどん先へ進んで行くわけです。あたかも、ゲームをリセットしてやり直すかのごとくに。

なので、まず、このアイディアが面白い。時間のループに巻き込まれて抜け出せなくなるタイプのSFは昔からあったように思いますし、スタートレック(TNG)でもありましたが、こういう見せ方のはあまり見たことがないですね。なので、すごく面白い。

この場合、時間のループから抜け出す方法はわかっているのですが(大量輸血すれば良い)、それをやってしまうと死んだらそのまま終わり本当に死んでしまい、エイリアンに地球を完全侵略されて人類も滅亡してしまうわけですから、逆にループから抜け出してはダメなわけで、ひたすら死ぬことでリセットを繰り返して学習して先のステージへ進み、最終的なゴールにまでたどり着く(敵の中枢を倒す)のが目的になります。

あと、やはり面白いと言うか、話に引き込まれる要素として重要なのが、主人公がどんどん成長して行くと言うことでしょうか。SFに限らずどんな物語でも、主人公の成長物語が私は一番面白いと言うか、好きですね。

最初は口先ばかりで臆病で卑怯で弱々しいトム・クルーズが、死んで生き返るたびにどんどん強くたくましく立派で、でもどこかあきらめたような疲れたような悲哀もあわせもちつつ、人間的に成長して行く様子が面白いと言うか、見事な演技です。単に、ゲームをクリヤする能力が高まって行くと言う意味での成長だけでなく、人間的魅力も膨らんで行くわけです。

まあ、ラストでどうして都合良くまた過去に戻ることができたのか、戻ることができたのはわかるとしても、それまで戻っていたタイミングと違う過去にどうしてもどれたのか!?

死んで過去に戻るのは、それまでは、直近で目覚めたタイミングでした。ところが、ラストで過去の戻ったのは、そのもう一回前に目覚めたタイミングに変わっていたのは何故なのか!?それだけでなく、過去が改変されていたのはなぜか?

それまでは、過去に戻っても同じ過去でしたが、最後だけ違う過去に変わっていたのがよくわからない。これらはご都合主義なのではないかと思いますが、別に同じ時点に戻っても良かったと思うのですが・・・

そこらへんの説明だけわからなかったので、満点にはなりませんが、なかなか面白い映画であることには違いありません。

あと映画そのものにではありませんが、不満が一つ。地上波の放送時間にあわせるため、たぶん、かなりカットされていたと思われるので、それが残念です。

CSで放送することがあったらまた録画して見直したいと思います。

もうひとつ、「ダイバージェント」と言う映画も見て、これも面白かったですが、長くなったのでまた今度。
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