2016年8月14日(日)伊島沖のマアジ・マサバ釣り@千代丸(和歌山・美浜)
天候:晴れ 風向:南東5m以下 潮:上り潮 水温:26.5℃ 波高:ベタ凪
気温:25→33℃
潮@三尾(中潮)

(結果)

さて、今年のお盆休みは色々と忙しく、その中でも唯一空いていた日に2人してアカイカ釣りに行ったので、その後は超ドタバタ・・・。まあ、楽しかったのですが、体力が・・・
ただ、私だけ14日がぽっかりと空いてしまい、和歌山方面の渋滞予測情報を見るとこの日だけマシになっているので、前から行きたいと思っていた伊島沖のヒラアジ・トロサバ釣りに思い切って行ってみることに・・・まだアカイカ釣りの疲れも抜けていないと言うのに(笑)。
実際、この日の帰り道は予想通り混雑は少なく、広川あたりでほんのちょっと渋滞だけで、紀ノ川SAを過ぎるとむしろ車は少ない感じでしたが、その割には追い越し車線の流れが悪くて少しイライラしましたが、2時過ぎには帰宅できたので、その後が楽でした。
さて、千代丸に13日の昼頃に電話してみると船長が出て、即答で「乗れるよ」とのことで一安心。お盆で道も混んでいるし暑いから空いてるだろうと勝手に決めつけて、船長に言われた4時過ぎより少し前に港に到着すると・・・結構な人です。

4時過ぎに船長がやってきて予約順に乗船開始。人数分のカゴに氷を入れてくれますが、そのカゴを数えると12人のようで、結構多いですねー。サバが来た時のオマツリが心配です。
できたら右舷に入りたかったが、私は予約が最後から二番目で(笑)、左舷の一番前と二番目しか空いておらず、それならオマツリがマシと思われる左舷の一番前に入ることに。

いつもギリギリの予約なので、毎回みよしばかりです。乗れただけでも良しとしましょう。
4時半くらいに出船、快調なスピードで紀伊水道方面を目指します。そして5時半ちょっと前くらいにスローダウン。伊島沖とのことですが、紀伊水道のど真ん中、アイノセよりは四国寄りのあたりがポイントのようです。

いつもポイントの図を出してますが、正確な場所を公開して良いのかわかりませんので、低倍率にしてなおかつ正確な場所から少しずらすようにしてありますので悪しからず。
ポイント近くに到着後、特に群を探したりするような様子もなく、いきなりアンカーを投入。そして、船が落ち着いてからアンカー引っ張って位置を修正することもなくいきなり釣り開始です。
今回は探見丸をセッティングするのが面倒だったので、探見丸smartを使うことにしましたが、水深70mくらいで、底には何も反応がありません。

南風が少しあり、船は南向きに立ち、右舷側は西向きで伊島が見えます。

私の入った左舷側は東向きで、和歌山が見え、かつ日の出が・・・日当たり良好(笑)。

でも、朝の内は少し雲があり、風もあったので暑さはずいぶんマシと言うか、これなら大丈夫かな!?と言うくらい楽でした。
さて、釣り開始、船長の指示ダナは、ベタ底から4mの間までだったと思います。
潮はほどほどの流れで右舷のトモに向かって流れています。最悪の釣り座に入ってしまいましたが、エサ取りがわいたらむしろ私の釣り座が最良になると考えて、ひたすらコマセを投入。
私が3投目を入れたくらいから、右舷のほうでぼちぼちとトロサバが釣れ出したようです。しかし、こちら側は何も無し。
が、4投目くらいだったか、小さいアタリでようやく何かがヒット。上がってきたのは30センチ弱のマアジでした。
前日から新しい群が入ってきたのか、アジがちょっとサイズダウンしたらしいです。船長は「こまいなあ」と言ってました。でも数はかなり出たそうで、中には良型も混じるようなので、さらに頑張ります。
探見丸に反応も出てきました。

右舷ではサバが入れ食いのようですが、会話の様子からあちこちでオマツリ騒ぎが多発している様子。
こちらは、アタリは遠いですが、ベタ底で30センチ前後のアジがぼつぼつ釣れています。そのうち、サバも釣れるようになりました。
サバがかかったらかなり速く巻き上げないとオマツリします。寒サバ釣りの時は胴付き仕掛けなのでマシでしたが、今回はふかせ仕掛けなのでかなりオマツリが多かったです。
私の釣り座は端ですから、単純に考えてオマツリは他の釣り座の半分のはずで、実際オマツリは少なかったですが、おとなりの方が慣れていないのか、オマツリするたびに竿先を私の竿にびったりくっつけるように寄せてこられるので、仕掛けがたるんでぐちゃぐちゃになり、辟易してしまいました。
オマツリした時は、ひっぱってはいけないですが、軽くテンションをかけた状態で保持してもらわないと、ほどくこともできませんし、たるませると余計にぐちゃぐちゃになります。
その方とオマツリするたびに、仕掛けを軽く張ってくださいとお願いしているのに、それ以後も毎回オマツリするたびに竿先をこちらの竿にぴったりくっつけるように寄せてくるので、そんなことされたらほどくにほどけませんから段々イライラしてきて乱暴な口調になってしまいました。申し訳ありません。と、ここで書いてもしょうがないですが。
その方、私と反対側の方とオマツリしたほうがずっと多かったようですが、そちらの方とは楽しそうにやっていたので、私が悪いのかなあ!?まあ気にしないことに(笑)。
その後は、心配していたマルアジもほとんど無く、小さいマルアジが2匹釣れただけでした(リリース)。
そして、サバが来たらみんなサバ、アジが来たらアジと言う感じで釣れるパターンが多かったですが、相対的に、潮下の釣り座のほうではサバがずっと入れ食いだったようです。
中にはツバスかと思うくらいの立派なサバもいて、うらやましく眺めていましたが、私にも2匹ほど40センチオーバーのサバが釣れました。
今回釣れたサバはすべてマサバで、夏のマサバは脂がなくバサバサで美味しくないと言うのが一般的ですが、今回のサバに関してはどういう事情かわかりませんが、よく脂がのっていて、トロサバと呼ばれているそうです。
実際、大きなのを皮を引いて刺身にしたところ、皮下脂肪こそ冬場のサバほどではないものの、腹まわりにはかなりの脂があり、身の中にもほどよく脂が混じっていて、とても美味しかったです。
さて、釣りの話にもどりまして、アジが釣れたらマイイケスで少し泳がしてから神経締めしました。

サバの場合はすぐに神経締めしましたが、残念ながら朝の内に釣れたやつを神経締めしても、あまり効果は無かったです。寒サバの時にそれをやっていたのに忘れてました。手返しを悪くしただけでした。

それにしても、かなり海水が濁っています。ここらへんは、あまり黒潮の影響を受けていないのでしょうか。そう言えば、アジは潮が悪いほうが良いとN丸の船長も言ってました。このへんは潮が悪い(黒潮のように透明度が高くない)からアジが多いのかもしれません。
右舷ではサバの入れ食いらしいですが、私はぽつぽつとマアジが、そしてたまにサバが混じるくらいの感じでした。
タナは、私は底から50センチ上げて、大きく竿をあおって2,3回コマセを出してさらに50センチだけ上げて待つと言う感じでずっとやってました。
それで1分くらい待ってアタリがないともういちど同じことをやり、それでもアタリがないと仕掛けを回収です。
魚がヒットせずに仕掛けを回収すると言うのは、朝の9時くらいまではごくたまにしかありませんでした。かわりに、途中ではずれるのは結構多かったです。たぶんアジでしょう。
釣れたアジは残念ながら思っていたより小ぶりが多かったですが、たまーに35センチ級が混じる感じでした。なので、わざわざ持っていったタモは使いませんで邪魔なだけでした(汗)。
ずっと順調に釣れていて、雲も少しあったので直射日光は少なく、風も少し吹いていたのでここまでは元気でしたが、9時くらいからものすごく暑くなり、ちょっと気分が悪くなってきました。
いつもはサンドイッチやおにぎりなどを4つくらい持ってきて朝の内にほとんど食い尽くすのですが、今回は食欲が出ずにおにぎり1個だけでした。
そして9時半くらいになり、依然として釣れているのですが、しんどくなってきて釣りを休もうかどうしようか迷うくらいに・・・
経口補水液OS-1を飲み、少しマシになった気もしましたが持続せず。1.8Lのペットボトルには頭からかぶる用の水を持ってきており、それをときどきかぶってましたが効果無し・・・
ここでいよいよ、最終兵器の投入です(笑)。その名は空調服。ちょっとはずかしいのでここまでためらってましたが、万が一のために持ってきていました。

そして、これを着用すると、ブイーンと背中のファンから服の中に空気を流して汗の気化熱で体温を下げてくれます。
そして、服の素材じたいに赤外線や紫外線をかなりカットしてくれる性質があるようで、日射をさえぎってくれるのも助かります。
なんか宣伝みたいになりましたが、かなり昔に買って時々使ってはいましたが、まわりに知り合いが多い時だけに限ってましたが、今回は単独釣行ではじめて使ってみました。
空気が流れるとふくれるので、ちょっと恥ずかしいです。
でも、これを着用してから急速に楽になり、その後も最後まで普通に釣りを続けられました。
釣りのほうは、10時くらいから食いが落ちてきて、ぽつぽつ程度になり、アジはほとんど釣れず。ごくたまに小さめのサバ(と言っても30センチ強)くらいが釣れるくらいで、あまりサバを持ち帰っても困るかなと思って大きいか太いか以外のサバはリリースしました。
10時半になると底ではサバも釣れずでちょっと退屈になってきましたし、船長から「11時までやって終わろうかー」のアナウンスが。
もう釣れないし片付けようかどうしようか迷いながら、10時45分くらいから思い切ってタナを底からどんどん上げて行きますと、何と、底から5〜7mくらいでアタリあり、35センチくらいのまあまあのマアジが釣れました。
入れ食いではありませんが、底から5m以上と浮いているようで、たまにヒットしましたが、4匹ほど釣ったところで時間切れ、終了です。もっと早く気づいていればと後悔しましたが、まあ十分な釣果ですので、満足して終了となりました。
しかし今回は、探見丸smartにしたのも失敗でした。日が高くなりサングラスをしているとまったく画面が見えませんし、画面がすぐ消えてしまい、いちいちつけるのが面倒ですから、これは使い物になりませんね。途中から一切見なくなりました。と言うか見えませんので。
やはり面倒でも普通の探見丸をセットしていれば、タナが浮いたりしていたのも気づいたかもしれないと反省です。
(結果)マアジ25〜39センチを43匹、マサバ35~43センチをキープ22匹(リリース数匹)、マルアジ30センチを1匹(小さいマルアジはリリース)、カイワリ30センチを1匹

ちょっと船長に報告した数と微妙に違ってますが、サバもアジも1匹ずつ数え間違いだったのと、アジの中にマルアジが1匹混じっていたのに気づかずでした。まあ合計数はあっていましたが。

すべてマサバです。やはりマサバは綺麗ですねー。ゴマサバは見た目がちょっと落ちますので。

サバは大半を配りましたが、それでも食べきれないので干物にしてみました。

大きなマサバ43センチとマアジ39センチ。

こいつらを早速刺身で・・・

サバははじめに書いた通りで最高にうまかったです。アジはまあまあでした。まだ1匹食べただけなのでわかりませんが。個体差あるでしょうから脂の乗りが悪いやつだったのかも。でも美味しかったです。
アジのほうは前日くらいから一回り小型の群が入ってきたようで、そのぶん数は釣れましたが、日によるのかも。船長は、その日によってサバが多かったり少なかったりマアジが多かったりマルアジの邪魔が多かったりとのことでした。
ホームページの釣果を見ると、なんとなく空いている日のほうがサバが少ないような気がしますがどうでしょうね!?
まあ、今回はオマツリが時々ありましたが、それくらいお客さん多い日のほうがサバの釣果が良さそうな気がしますから、良い日に来たと思います。これで潮下の釣り座だったらサバがもっと大量だったでしょうが、サバはこれくらい釣れたら十分です。
ポイントは、岩礁も何も無いただの砂地らしく、アンカー投入もポイント到着後に魚の群などを探ることもなくいきなりドボンで、その後もやり替えることが一切無しでしたので、不思議な感じでした。邪魔者が多いような日はまた違うのかもしれませんが。
しかし、やはりこの時期の暑さはハンパじゃありません。これでもし朝から快晴で無風だったらとか、空調服を持って行っていなかったらと思うと、この釣りもまた行きたい釣りですし、好調な大阪湾のタチウオも行きたいですが、日中の釣りへの出撃の判断は慎重にならざるを得ないです。
Comment
またまた大漁で、絶好釣(笑)ですね。
義父に釣りに釣れて行ってもらってた頃は、夏にアジサバなんぼでも釣れた記憶があります。
湯浅の太刀魚釣りの前にアジ釣りとかもありましたが、最近は太刀魚1本のようですし、
夏にアジサバ最近なかったように思うが、また復活したのでしょうかね。
ここ数回は割と調子が良いですね。いつもこうだとありがたいですが・・・
やっぱりアジはここ数年大阪湾でも紀伊水道でもかなり減っていて、去年くらいから少し回復してきたんじゃないでしょうかねー。アジ、サバ、イワシ、サンマなどの回遊魚は、増えたり減ったりするみたいですから。
しばらく好調だと良いですが・・・