カーク船長の娯楽日記

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連休中にテレビで見た映画4つ

(1)エリジウム



CSの「ムービープラス」チャンネルで放送していた字幕版を録画して見た。

wikipedia(エリジウム)より抜粋

『エリジウム』(Elysium)は、ニール・ブロムカンプ監督・脚本による2013年のアメリカ合衆国のSF映画である。荒廃してしまった地球とエリジウムと呼ばれるスペースコロニーを舞台とする。出演はマット・デイモンジョディ・フォスター、シャールト・コプリーほか。



1年で365本ひたすら映画を観まくる日記(エリジウム)より、あらすじを改変

西暦2154年。人口増加と環境破壊で荒廃が進む地球。その一方、一握りの富裕層だけは、400キロ上空に浮かぶスペース・コロニー“エリジウム”で何不自由ない暮らしを送っていた。そこには、どんな病気も一瞬で完治する特殊な医療ポッドがあり、人々は美しく健康な人生を謳歌していた。

そんなエリジウムを頭上に臨みながら地上で暮らす男マックス(マット・デイモン)は、ある日ロボットの組み立て工場で事故に遭い、余命5日と宣告されてしまう。生き延びるためにはエリジウムで治療する以外に道はない。そこでマックスはレジスタンス組織と接触し、決死の覚悟でエリジウムへの潜入を試みる。

ところがそんな彼の前に、一切の密入国を冷酷非情に取り締まる女防衛長官デラコート(ジョディ・フォスター)が立ちはだかった。果たしてマックスの運命は?

「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督が「ボーン・アルティメイタム」のマット・デイモンを主演に迎えて放つSFサスペンス・アクション超大作!』



映画の予告編


最近は映画のタイトルをそのままカタカナ表記するので、意味がわかりにくいものが多い。
Elysiumの意味は辞書より

研究社 新英和中辞典での「Elysium」の意味
1a 【ギリシャ神話】 エリュシオン 《善人が死後に住む所》.
b 不可算名詞 極楽,浄土,理想郷.
2 不可算名詞 無上の幸福.


多数の市民はうすよごれた環境の地上で不衛生・不健康な貧しい暮らしをしている一方、スペースコロニーに住んで豊かな暮らしをしている一部のエスタブリッシュメント(富裕層・支配階層)が社会を統治しているという舞台設定で、地上と宇宙で分断された格差社会を表現している。

ちなみに、ガンダムの世界観とは逆パターンですな。あちらは、地上で増えすぎた人類をスペースコロニーに追いやって、地球上の政府がコロニーを統治しつつ搾取するという構図になっている。

ガンダムの世界でのように、人口が増えすぎた場合、新開拓地を求めて外へ出て行く、食い詰め者が食い扶持を求めて未開の土地へ出て行く(スペースコロニーへ移住する)と言うのはわかりやすいしもっともらしいが(明治時代に北海道やら海外へ移民したみたいに)、エリジウムの場合は単なる人口増加の結果ではなく、格差社会の行き着く先の世の中として、地上をはいまわる多数の貧困層と天空で暮らしつつ統治する一部の富裕層とに分かれたほうがわかりやすいのかもしれない。

さて、映画のほうですが、まあまあという程度。かなり期待して見たので、ちょっとガッカリでした。これだけの設定なのだから、もっと詰めればかなりの社会問題をあぶりだしたり、もっともっと表現できるテーマがあると思うし、観客に考えさせるタイプの作品にもできそうなのに、底が浅すぎる。

かと言って、エンターテインメントとしてはちょっと中途半端だし(まあ、そこそこ程度)。

そして、ラストでマット・デイモンが自分を犠牲にして恋人とその娘を救うのだが、これがまったく感動できないのでびっくり。すぐ泣くYUKAですら、涙のなの字も出ないほど。

その理由は、彼が死ぬ必然性がさっぱりわからないからでしょうね。ラストで観客を感動させるために、話の都合上と言うか脚本上と言うか、彼を死ぬ設定にしたのが見え見えすぎるからでしょう。

そもそも頭の中の記憶データを抜き取ったら何故死ぬのか、イマイチ理解できない。その記憶データを元々持っていた人物の脳内から抜き出した時には、抜き出された人物は死ななかったし(撃たれて出血多量で死亡)。

だから、ラストでマット・デイモンの脳から記憶データを抜き出したら死ぬというのは、無理矢理な設定としか思えなかった。その後すぐに医療ポッドに入っても助からないと説明があったが、それも何故!?ご都合主義すぎるのでは!?

頭が半分吹き飛んだ状態でも欠けた部分まで再生して元にもどして治すような医療ポッドなのに(これもそもそもおかしいが・笑)、どうしてマット・デイモンの場合は、一部の記憶を脳から抜き出して死んだだけのものを助けられないのか!?

舞台の設定は非常に面白いし、扱っているテーマも面白くなりそうだったのに、ストーリーの詰めも甘いし、哲学的にも底が浅い。ジョディー・フォスターもあっさり死にすぎで扱いが雑すぎる。ラストもダメすぎる。

監督が『AKIRA』や『マクロス』の大ファンの日本オタクみたいな人で、『攻殻機動隊』の原作者である士郎正宗の作品『アップルシード』にインスパイアされたデザインのパワードスーツやメカなどが出てくるのだが、そういう細部に変に拘るのはオタクの証拠であって、肝心の中心となるストーリーの詰め、テーマの追求と表現があまい。こちらのほうが重要なことを忘れている。

そういうオタクは監督や脚本をやるべきではなく、美術なりメカなりのスタッフでもやっておくくらいのほうが良いのではないか!?

それにしても、舞台設定もテーマも面白いし、ストーリーも途中まではまあまあの感じなのに、ラストで急にガッカリするパターンのSF映画が多いのは何故!?

オブリビオンもラストはひどかったし・・・




(2)ナイト&デイ



何ヶ月も前に地上波で放送していた吹き替え版を録画しておいたものを、ようやく見た。

Wikipedeiaより(ナイト&デイ

『ナイト&デイ』(原題: Knight and Day)は、2010年公開のアメリカ映画。2001年の『バニラ・スカイ』以来となるトム・クルーズキャメロン・ディアスの共演作である。「ナイト」は「夜」ではなく、「騎士」の意味で老夫婦の姓である。昏睡状態が多いのは前の共演『バニラ・スカイ』をなぞっている。



映画の予告編


トム・クルーズがCIAのエージェント役なので、ミッション・インポシブル的な映画かと言うとそうでもなく、もっとコメディ中心になっている。キャメロン・ディアスは普通の中年女性役で、事件に巻き込まれてあたふたする感じ。

たいした映画ではないので、わざわざ時間を割いて見る価値があるかどうか。本当にひまつぶしで見るなら良いが、私としてはまだ他に録画してある見たい映画があったので、後回しにしたら良かったかなと言う程度。



(3)ワールド・ウォーZ



地上波で放送していたものを録画して見た。吹き替え版。

wikipediaより(ワールド・ウォーZ

『ワールド・ウォーZ』(World War Z)は、2013年公開のマーク・フォースター監督、マシュー・マイケル・カーナハン(英語版)脚本のアメリカ映画。ブラッド・ピット主演。

マックス・ブルックス(英語版)の小説『WORLD WAR Z』(2006年)の映画化だが、爆発的な感染力で人間がゾンビに変化して人類の存亡を危うくする設定以外は原作と同一な点は無く、映画と原作は全くの別物である。



「ワールド・ウォー」とか言うから、近未来の戦争映画か何かかと思ったら見てびっくり。バイオハザード的なゾンビ映画でガッカリ。

それにしても、アメリカ人はゾンビ映画が好きですなあ。私は正直もうウンザリ。

だいぶ前に見たウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」と言う作品が、今から考えればまだかなりマシな内容だったと思えるほどです(見た時にはゾンビ映画のバリエーションだと思い酷評)。



今から考えてみると、この映画はなかなか良く出来ていました。単なるゾンビ映画とはちょっと違うところがありましたので。まあ、原作がこれまたSFの古典とも言える作品だからかもしれません。

原作は、1954年にリチャード・マシスンの書いた小説「I Am Legend」ですが、過去に「地球最後の男」と言うタイトルで1964年と1971年に映画化されているらしいです。

そして、早川書房から出ている翻訳版の小説ははじめは「吸血鬼」のタイトルだったものが、映画化にあわせて「地球最後の男」→「アイ・アム・レジェンド」と何度も変えられて出版されなおしています。「アイ・アム・レジェンド」はタイトル改変だけでなく新訳版になっている模様。

何度も映画化されているそれなりの名作が原作だからストーリー的にはそれなりのものなのかと思います。

しかし、ワールド・ウォーZに至ってはもう、ウイルスでゾンビ化と言う「バイオハザード」丸々パクリ的な話で、見て失敗。

「ワールド・ウォー・ゾンビー」とか言うわかりやすいタイトルにしてくれたら見なかったのに。この作品では、ウイルス感染したゾンビ(アンデッド・不死人間)に普通の人がかまれると、十数秒でゾンビに変身します。

ウイルスにこんなことできるのでしょうか?

まあ、ウイルスで人類がゾンビ化してしまう映画は、個人的にはもう十分です。でも、バイオハザードの新作も、地上波で放送されたら録画しておいて見るとは思いますが(笑)。

ただ、ゾンビの山がエルサレムの壁を這い上がるシーンはなかなか笑えました。





(4)TAXi3



うーん、あんまり面白くなかった・・・

以上。
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