カーク船長の娯楽日記

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SF界の巨匠たち

去年だったか、ディスカバリー・チャンネルで「SF界の巨匠たち」と言う番組をやっていて、録画していたのをぼちぼち見ています。

映画監督のリドリー・スコットがホスト役で、SF界の巨匠と言われる作家の作品と、その作家が現代までに与えた影響などを解説する内容です。

リドリー・スコットは、「エイリアン」で有名ですね。その続編と言うか、前日譚である「プロメテウス」も最近見ましたが、まあまあ。あと、「ブレードランナー」の監督も彼でした。

でも、番組中にリドリースコットはあまり出てこず、科学者や評論家みたいな人達のインタビューを交えて、SF界の巨匠たちがどれだけの先見性と独創性を持っていたか、それが、彼らの時代における未来=現代をどれだけ「予言」してきたか、彼らの予見した技術や社会の変化がどれだけ実際に現実のものになったのか、などと解説する番組です。

取り上げられているSF映画はわりとSF界の巨匠たちは以下の通り。

#1「SF界の巨匠たち:メアリー・シェリー」
#2「SF界の巨匠たち:フィリップ・K・ディック」
#3「SF界の巨匠たち:H・G・ウェルズ」
#4「SF界の巨匠たち:アーサー・C・クラーク」
#5「SF界の巨匠たち:アイザック・アシモフ」
#6「SF界の巨匠たち:ジュール・ヴェルヌ」
#7「SF界の巨匠たち:ロバート・A・ハインライン」
#8「SF界の巨匠たち:ジョージ・ルーカス」

残念ながら、第一回の「メアリー・シェリー」だけは録画できず見ることができませんでしたが、他はすべて見ました。非常に懐かしい人が多いです。

特に「フィリップ・K・ディック」と「アーサー・C・クラーク」が懐かしい。「アーサー・C・クラーク」なんか高校時代にどれだけはまったことか・・・

「アーサー・C・クラーク」は「2001年宇宙の旅」の映画(監督はスタンリー・キューブリック)で有名ですが、当時リアルタイムで見たわけではありませんが、中学生の頃に見て衝撃を受けて、そこを入り口にして、マンガやアニメからSF小説のほうへ興味が移りました。





個人的には「2001年宇宙の旅」の次に読んだ「幼年期の終わり」が衝撃的でした。これなんか、SF作品の古典と言って良いでしょう。SFが古典になるとは、私も当時は想像もしていませんでしたが・・・




「フィリップ・K・ディック」もなつかしいですねー。

彼の代表作?かどうかわかりませんが、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は傑作でした。



これは後に「ブレードランナー」と言うタイトルで映画化され、この番組のホスト役でもあるリドリー・スコットが監督してましたね。主演はハリソン・フォードでした。



フィリップ・K・ディックは生前は貧乏だったらしく、彼のSF作品はSFマニアには熱狂的に支持されてましたが、一般的な人気はなく、原稿料も安かったらしいです。

ところが、彼の死後に彼の作品がどんどん映画化されて有名になったようです。

1982年に映画化された「ブレードランナー」の他に映画化されたのは、『追憶売ります』 と言う作品が1990年にシュワルツェネッガー主演の「トータルリコール」として映画化されました。

話題にはなりませんでしたが、「トータルリコール」は2012年にもリメイクされています。

あと、有名なところでは、2002年にスピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で映画化された『マイノリティ・リポート』 (原作:『少数報告』 Minority Report)



他にも、

2003年、ジョン・ウー監督『ペイチェック 消された記憶』(原作:『報酬』 Paycheck)

2006年、キアヌ・リーヴス主演で『スキャナー・ダークリー』( 原作:『暗闇のスキャナー』 A Scanner Darkly)

2007年、ニコラス・ケイジ主演、『NEXT -ネクスト-』(原作: 『ゴールデンマン』 The Golden Man)

2011年、マット・デイモン主演『アジャストメント』(原作: 『調整班』 Adjustment Team)


などなど、他にもいくつかの作品が映画化されていますが、いずれもディックの死後の話です。良く言われることですが、時代の先を行きすぎたのでしょう。


アイザック・アシモフもまあまあ好きでした。

ロバート・A・ハインラインは典型的なアメリカ人と言う感じで、面白い作品もありましたが、軍人出身の彼らしい作品には当時の私は拒絶反応を抱くようなのもあり、作品により好き嫌いありでした。

残念ながら見逃した「メアリー・シェリー」はまったく知りませんが、「フランケンシュタイン」の作者のようですね。



ちなみに、常識の勘違いと言う点で「フランケンシュタイン」は非常に面白いですね。

ほとんどの人は、「フランケンシュタイン」に出てくる怪物のことを「フランケンシュタイン」だと思っています。↑この本でも表紙に怪物の顔が出ていて、タイトルが「フランケンシュタイン」ですから、読まないとついついそう思ってしまいます。ところが、それは間違いです。

この怪物は、ヴィクター・フランケンシュタイン博士が墓から掘り出した複数の死体をつなぎあわせて作り出したモンスターです。作った人がフランケンシュタインなのであって、作られたほうの怪物には名前はありません。

それが、いつのまにか、作った人の名前が怪物の名前と勘違いされて一般に認識されるようになったわけです。

藤子不二雄Aのマンガ「怪物くん」でも、フランケンですし(笑)。



でも、何度も言いますが、この怪物の名前はフランケンシュタインではありません。

高校時代に私は「本当はあの怪物の名前はフランケンシュタインではない」と言ったらみんなから馬鹿にされ、信じてもらえなかったことがあります。こっちが正しいのに。要するに、正しさは多数決では決まらないと言うことでしょう。

もっと語りたいこともありますが、どうせ誰も興味ないでしょうし面倒になってきたので、もうやめておきます。

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