カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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無為徒食

この連休は釣りに行かず・・・

21日(土)は仕事で、帰りに用時があったからこの日は車で出勤。ふと見ると走行距離がぞろ目だが・・・

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あまり良い数字でないのが残念。11111とか1万、2万、3万や33333の時は知らないうちに過ぎていた。

さて、この連休は潮的にはタチウオがぼちぼちかなと思い、まだ暖かいしYUKAと一緒に行くつもりが、彼女のほうの都合が悪くなり、ならば自分1人でもタチウオとまでは思えず、混雑を想像すると気が進まず、和歌山方面へ行こうかなと思ったが・・・

行くなら23日かなと思ったものの、22日の晩に用時があり帰宅が午後10半くらいになるので迷った末にしんどいからやめることに。

頑張れば行けるのだが、最近なんだか、何をするにも気分がいまいち盛り上がらない。釣りの前の晩も普通に眠れることが多くなってきて、体力的には楽な気がするが、それだけハイテンションになっていないと言うことなので、どうなのか。

そして、釣りに限らず何をするのも気乗りがしないし億劫だしで、うつ病にでもなりかけなのではないかと少し思うが・・・

たんなる老化現象と呼ぶには、我ながら、どうにも怪しい。ふと、空虚な気分にとらわれている瞬間が、だんだんと長くなってきている。

昔からそういう気分に陥ることは時々あったが、ここ二、三年徐々に増えてきていた。ところが実は、ウォーキングをはじめて少し良くなった感じ。体重を減らすと言う目標のためにそれなりに頑張り、運動をすることで少し気分が晴れたりもしていた。

でも、この連休にはまたぶりかえしてきたかもしれない。

かと言って、何もせずに家でじっとしているのもそれはそれで退屈なので、マンガの電子書籍を購入してしまった。



hontoと言うサイトで電子書籍50%オフのクーポンをもらったので、全巻セットを購入。

藤子不二雄A(我孫子素雄)が書いた、トキワ荘時代の自伝的マンガ。「愛・・・しりそめし頃に・・・」。

同じく藤子不二雄Aが書いた自伝的マンガである「まんが道」の続編になっている。



「まんが道」は少年期の話で、この「愛、しりそめし頃に」のほうは青年期を描いている。



「まんが道」のほうは、私が小学生〜中学生の頃だったと思うが、その頃に読んでいた。なんせ、小学校の頃に「将来の夢」はマンガ家になることだったので(恥)。

しかし、「まんが道」などを読めば読むほど、自分とは全然レベルが違いすぎる(あたりまえだが、子供なのでご容赦を)。コツコツ画を描く根気も無いし、やめ!

そこで、画が描けないならSF作家ならいけるかと妄想して、何本かSF小説も書いてみたが、はっきり言ってどこかで読んだもののパクリ(笑)。

そんなこんなで自分で書くのはあきらめて、ひたすらSF小説ばかり読んでいた(高校時代)。たいして努力もせず、才能が無いことを嘆くばかりの愚かな青年時代だった。ああ恥ずかしい。

おっと、自分のことなどどうでも良い。

話をもどして・・・

「愛・・・しりそめし〜」を読んで一番印象的だったのは、寺田ヒロオと言うマンガ家のエピソードだろうか。この人の作品はまったく知らないし私は読んだことも無いが、この人がいなかったら、赤塚不二夫はマンガ家を続けていられなかったほど、トキワ荘での兄貴分的存在だったようだ。

その後、新しいマンガの台頭に絶望してマンガ家をやめてしまったようで、なんとも印象深い。

藤子不二雄は、ご存じの通り、2人組のコンビで、晩年にはコンビを解消して「藤子不二雄 A」と「藤子 F. 不二雄」に分かれたが、これはどうも仲違いとかではなく、自分らの死後に作品の権利等で遺族らがもめないようにとの配慮らしい。

それはともかく、このマンガを読むと、トキワ荘時代にはもうほとんどお互いにそれぞれ別のマンガを書いて、合作と呼べるのは時々くらいになっていたようだ。

しかし、原稿料は2人で合計して藤子 F. 不二雄(藤本弘)のほうが管理して、その中から毎月給料と言う形である程度決まった額をお互いに支給していたと言う不思議なコンビ。

ちなみに、この頃に藤子不二雄が書いていたマンガはほとんど今では見ることができない、ほとんど残っていない。その一部がこのマンガに掲載されているが、たしかにレベルが低すぎて今では通用しないかもしれない。単行本化されなかったものがほとんどで、聞いたこと無い作品ばかりであった。

最後のほうでかろうじて「怪物くん」や「オバケのQ太郎」が出てきたくらいだったと思う。

また、最終回でもまだトキワ荘から出ておらず、途中で終わっている感じ。

いちおう、同じトキワ荘仲間の赤塚不二夫は「おそ松君」、石森章太郎は「サイボーグ009」、そして、藤子不二雄は「オバケのQ太郎」を書き始め、手塚治虫から「もう君らはライバルだ」と言われるシーンで終わっている。

それぞれが代表作の1つと呼べるような作品をようやく描く段階になったことで終了としたのかもしれないが、もうちょっと先も読んでみたいのでちょっと尻切れトンボ感があり残念。

あとは、ショスタコーヴィチの曲を急に聞いたりして、それで気分が滅入ってきたのかな!?

ショスタコーヴィチ 交響曲第8番ハ短調


実はこの曲、一番好きなのだが、とにかく暗い。ムラヴィンスキーの演奏がまた暗い(笑)。

本当に陰気な曲だが、金管楽器がバリバリを活躍するので、個人的には好きな曲。暗い曲も決して嫌いではない、むしろ暗い曲、哀愁を感じさせる曲のほうが私は好きなので。

しかし、やはりショスタコーヴィチの暗さは独特で、哀愁と言う感じではなく、ちょっとノイローゼの人みたい暗さで、あまり聞き過ぎると気分が悪くなることもある。特に、この交響曲第八番のテーマは戦争だからか、本当に陰鬱な気分になる。

同じロシア物で言うと、チャイコフスキーも暗い感じがするが、叙情的で甘美なところが多いので、気分が沈むことはあまり無いが、ショスタコーヴィチの暗さは独特な感じだ。

ロシアと言うより、モロに「ソ連」と言う感じ。

ショスタコーヴィチの「ソ連」と言う国に対する愛国心とスターリンによる弾圧への恐怖・葛藤がところどころに見え隠れしている。

共産党のお気に召さない作品を書くと途端に批判され、シベリア送りまたは行方不明(笑)の恐怖がつねにつきまとっていた事だろう。

実際、この交響曲第八番は、当時のソ連とナチスドイツとの戦争をリアルタイムで描いているものだが、戦況がソ連に有利になりつつあった時に、こんな暗い曲を書いたから、共産党中央委員会を怒らせて批判され、その後は演奏禁止になったとか。

表現の自由もへったくれも無い国で、よく生き残ったものだ。良くも悪くもショスタコーヴィチの評価は政治的なものとむすびつきすぎているので、最近になってようやく客観的に評価されるようになってきたのかもしれない。

さて、甘美なところはまったくない、暗くて救いようの無い曲をもう一つ。

交響曲第13番変ロ短調 「バビ・ヤール」 (ショルティ指揮 シカゴ交響楽団)



ウクライナのバビ・ヤール渓谷でのナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺を告発する内容の曲で、これまた暗い。声楽もあり、それがまた不気味で暗い(笑)。

ナチスを批判することで、それと戦ったソ連を賛美するのが目的かもしれないが、しかし、スターリンもナチスと同じようなものだったと言うのは皮肉ですな。

ナチスのやった最大の罪は、ユダヤ人のジェノサイド、自国民も含めた一般市民の大虐殺で、これは「戦争」犯罪ではなく、もっと重いものであるが(まさに人道に対する罪としか言いようがない)、それに匹敵する悪と言えば、やはりスターリン・毛沢東・ポルポトなど、共産主義の独裁者による自国民の弾圧と殺戮でしょう。

本来、政府が守るべき自国民を大量にぶち殺したわけだから、ある意味、戦争するよりはるかに罪が重いと言って差し支えないかと。戦争より恐ろしいものがあるんですねー。

第二次大戦以後から共産主義の犠牲となった人は、ソ連が7000万人、中国が6700万人、カンボジアが300万人、その他が1000万人だそうで、この数は第二次大戦の戦闘による犠牲者をはるかにしのぐわけだから恐ろしい。

そりゃあ、共産主義は評判悪くてしょうがないなあ。私は共産主義者と言ったらマルクスがまっさきに思い浮かんで、彼はそれなりの思想家なので、さほど嫌悪感は無いし、21世紀になり共産主義が崩壊した後の資本主義社会はむしろマルクスの予言した通りになってきている。

と、なんだか話がそれてきた。CDに話をもどすと・・・

ショルティ指揮、シカゴ響の演奏は、情緒のかけらもなく、オケの機能性だけなので、曲によっては最悪の演奏になるが、ショスタコーヴィチの場合はかなり良い。

金管楽器の炸裂感などがなかなかのもので、これはさすがシカゴ響だ。交響曲第八番もショルティ・シカゴ響のを持っていて、あまりに暗いムラヴィンスキー版よりこちらの演奏のほうが好きだ。

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交響曲第8番



さて、22日(日)はちょっとでかけたが、また別で書くことに。引っ張るのは好きでは無いが、さすがにだらだら長くなってきたので・・・

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Comment

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ネットではご無沙汰してました。ちょくちょくお会いしてましたが(笑)。

ほぼ平常にもどったので、またちょくちょくお邪魔します。

車もう44000キロも走ってるのですか?凄いですね、通勤に使ってないのに。
2015年11月25日(Wed) 16:29
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ゴリオさん

ネットではおひさしぶりです(笑)

面倒にならない範囲で結構ですので、今後ともまたよろしくです。

走行距離、なんだかんだで伸びましたねー。まだ3年経ってないのですが・・・

これで通勤にも使っていたら今頃は7万キロを超えていたでしょうね。ちょっと走りすぎですね(笑)。プリウスとかにしていたら、ガソリン代でどれくらい差が出ていたか、考えるとちょっと怖いですが(高速が多いからそう変わらないかな!?)。
2015年11月25日(Wed) 17:12












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