カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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バトルシップ


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この映画、かなりの話題作として高額の制作費を投入して作られたのですが、アメリカではさんざんの評価で、最低映画におくられるゴールデンラズベリー賞だったか何かをもらったくらい最悪だったようです。

しかし日本ではそれほど低評価でもなかったようなので、見る前に色々想像してしまいました。

内容は日本を含むアメリカの同盟国の海軍がハワイ沖で合同演習しているところに、エイリアンの宇宙船がやってきて戦いになると言うものです。

アメリカで低評価だったのは、日米が協力して日本人(浅野忠信)が活躍したりもするから、だから低評価なのだろうと見る前は思ってました。

日本人はアメリカ大好きな人が多くて、最近はハーフタレントばかりテレビに出しているくらいで、英語教育だ何だと夢中になって何ならアメリカ人になりたいくらいの人が多いようですが、私の知る限りでは、一般のアメリカ人は日本人なんて別に好きでもないし映画で活躍をわざわざ見たくもないでしょうから。

なので、この映画は、そこらへんの事情でアメリカでは大コケしたものの、日本ではそこそこなのかと思って、一応それを確認するために見てみました。

見た結果、私の想像はかならずしも否定されませんでしたが、それよりもむしろ、はっきり言ってこの映画のストーリーにはかなり無理があるおかしな話だから、SF映画に関しては日本人より多少は目の肥えたアメリカ人にはさすがにウケなかったのかな、と思いました。

アメリカのSF映画はわりとよく出来たものが多いので、ご都合主義的なストーリーになりがちなことは少ない印象で、よく考えられている矛盾の少ないものが多いですが(多くのスタッフで作っているから?)、この映画はものすごいご都合主義なストーリーまるだしです。

ご都合主義まる出しで、かなりの浪花節的な内容なので、日本でそこそこウケたものの、ドライなアメリカ人には受けなかったのかなとも思いました。

一番おかしいと思ったのは、エイリアンの宇宙船が適度な強さ・弱さである点です。

この敵の母船みたいなのは、ハワイ沖の広大な領域にバリヤーみたいなフィールドを作って外から侵入できないようにすることができるのに、それぞれの宇宙船には何のフィールドもなく、旧米軍の普通の火薬のミサイルで爆破できてしまうのです。

また、この宇宙船はいちいち海面をジャンプしながら移動するようで、それも不思議です。相手は船なのですから、自分らはもっと上空を移動すれば安全ですし、上から攻撃すれば米巡洋艦など簡単に破壊できるでしょう。

彼らの攻撃方法は二種類だけ。なんか爆雷みたいやつと、トゲトゲの車輪みたいなのがグルグル回転して体当たりして破壊するやつです。

グルグル回転車輪みたいのも笑えますが、私がももっとおかしいと思ったのは、爆雷みたいやつのほうで、これがまた、今時、誘導式ではないと言う点です。

この爆雷みたいやつ、相手の動きの予測がはずれると、空振りです(笑)。

どうして普通の誘導ミサイルにしないのでしょう?

自分らの作ったフィールドのせいで電子的な兵器が使えないと言うなら(それもおかしな話ですが)、ビーム兵器くらい作るでしょう。

エイリアンのテクノロジーがしょぼすぎです(笑)。

まあ、そうでもしないと、太平洋戦争で使われた戦艦ミズーリだかが活躍できるはずが無いから、適度な弱さのエイリアンを設定したと言うことでしょう。

巡洋艦、戦艦が活躍してエイリアンを倒すと言うあらすじに合うようにむりやり設定をするものだから、こんなことになるわけで、まったくご都合主義です。

地球人とエイリアンがご対面しても、攻撃してきたり、都合良くスルーしたりする場合もあり、それもよくわかりません。

あんな、「ちょうど良い具合の強さ・弱さ」のエイリアンがいるわけない。

まあ、米海軍が活躍する映画でなおかつ日本人も出てきて協力するとなると、なかなかどこか特定の国を敵にすることもできないので、敵はエイリアンと言うことになったのでしょうが・・・

でも浪花節大好きな人ならそこそこ感動できるかもしれません。太平洋戦争の退役軍人が出てきて戦艦を動かして活躍したりしますので。

でもやっぱり無理のある設定だと思いました。

やたらNAVYをアピールしたいような印象も受けましたが、かえってマイナスだったでしょう。

浪花節のために強引な設定とご都合主義のストーリーと言えば、旧作の宇宙戦艦ヤマトを思い出しますが、さすがにアメリカ海軍主役ではのめりこめませんし、この年になるといちいちツッコミを入れたくなります。

映画館で見たら金かえせと暴れたくなる内容ですが、テレビで見たのでタダですから、そういう意味ではなかなか楽しめました。
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