カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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風邪は釣りの大敵

寒くなってきましたねー。週末が極端に寒くなる周期みたいで、週末の釣りを考えている身としては困ってしまいます・・・

寒くなると気になるのが風邪やインフルエンザですが、そんなものになってしまうと、釣りに行けなくなるので困ります。仕事にも支障がでますし。

なので、いろいろと自分なりに予防を考えていますが、何が有効で無効なのか、医学的根拠(エビデンス)のあるものでないと無意味です。

私がやっているのは、(1)マスクの着用、(2)手洗いうがい、(3)インフルエンザ・ワクチンの接種、この二つだけですが。

(1)マスクの着用

これは、細菌やウイルスをブロックというよりは、自分の気道粘膜を乾燥から守るためにやってます。

空気が乾燥すると風邪をひきやすくなる理由ですが、一つは空気中のウイルスが長持ちしやすくなる(湿度が低いほうがウイルス粒子が壊れにくい)ためのようです。

で、もう一つは、空気が乾燥すると気道粘膜が乾燥して弱ってしまい、バリヤ機能が低下して、細菌やウイルスの侵入を許しやすくしてしまうからとのことなので。

なので、マスクも多少は効果あるでしょう。少し息苦しいのと、どうしても空気がもれてメガネが曇ってしまうのが鬱陶しいですが・・・


(2)手洗いとうがい

風邪予防に効果的といわれている手洗いとうがいですが・・・

手洗いは普通に石けんで洗っているだけです。

うがいは私は例年だと普通に水道水でガラガラとやるだでしたが、今年はパワーアップのため(?)、イソジンでうがいしたらもっと良いかと思って購入して数日やっていましたが・・・

ところが、よく調べてみるとイソジンなどのヨード液でのうがいは風邪予防には効果が無いらしいです。

京大のグループが調査した結果「こちら」によりますと

水でうがいする場合、うがいしない場合よりも風邪の発症が4割減少

一方、イソジンなどのヨード液でうがいをする場合、うがいをしない場合と風邪の発症率は変わらない

なんとも衝撃的な結果ですが、理由はあるようで、

水道水によるうがいは「水の乱流によってウィルスそのものか、埃の中にあってウィルスにかかりやすくするプロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられる。」

「またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウィルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性が考えられる」

とのことのようです・。

で、別の研究によると、

緑茶でうがいすると、うがいしない場合よりも風邪の発症が7割減少

緑茶に含まれるカテキンなどの殺菌効果のようです。その程度の効果なら粘膜も傷つけず、常在細菌瘡も破壊されないのでしょうか?理由まではわかりませんが。

ということのようなので、最近は帰宅すると緑茶でうがいしています。もったいないですが、2Lのペットボトルのお茶を買ってそれでうがいしてます(自分で出すのはめんどくさいので)。

しかし、計算してみるとコスト的にはほとんどかわりありません。

イソジンより安いテラポニンうがい薬280mlというのが900円くらいで売ってましたのでそれを使うとして、1回3mLを水でうすめて60mLにして使うとした場合、約90回使えますから、1回あたりは約10円です。

緑茶ペットボトル2Lを1本300円として計算すると、1回に60mL使ってうがいするとしたら1本で33回使えるので1回9円ということになり、ヨード液でうがいするのと値段はほとんどかわらないかむしろ少し安いという結果になりました。

1回100mL使うとしたら、20回ぶんですから1回15円になりますが、これだと有名ブランド品であるイソジンとだいたい同じくらいでしょうか。

まあ、飲むためのお茶をうがいして捨てるのは気持ち的にもったいない感じはありますが、それでうがいしたら、うがいしなかった場合よりも明らかに風邪がひきにくくなるというなら、まあ良いでしょう。

ヨード液は、風邪予防ではなく、風邪をひいた後に使う物ということでしょうかね。喉に細菌やウイルスが感染した後に、それらを減らす目的で使うのなら効果あるでしょう。


(3)インフルエンザ・ワクチン

ワクチンは予防接種ともいいますが、インフルエンザワクチンにはインフルエンザの「感染を予防」する効果はほとんど無いらしいです。

ならば打つ意味は無いかというと、それは早とちりです。有効性は証明されています。

インフルエンザは、まずウイルスが気道粘膜に「感染」してから、熱が出るなど「発症」して、場合によっては「重症化」することがあります。

「感染」は防げなくても、「発症」と「重症化」を防ぐ効果はそれなりにあるようです。

現在使われているインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンというタイプで、これだとIgG抗体という種類の血中に存在する抗体を作る力しかありません。感染を防ぐためには、鼻水などで気道に分泌されるIgA抗体という種類の抗体ができる必要があるので、感染を防ぐ力はほとんど無いだろうとのことです。

だからワクチンを打っても無駄といわれた時期があったようですが、ワクチンで作られた、IgG抗体が、わずかながら気道に分泌され、発症の予防に役立つ場合があるようですし、疫学的な研究から、「重症化」を防ぐ効果があることは証明されています。

また、インフルエンザワクチンが個人の発症や重症化を防ぐというだけでなく、社会全体のインフルエンザ関連の死亡を減らすということもすでに証明されています。

Thomas A. Reichert Ph.D., Norio Sugaya, M,D, et al: The Japanese experience with vaccinating schoolchildren against influenza. N Engl J Med 344(12) 889-896, 2001 Mar 22

古い論文ですが、2001年に国立感染症研究所などが日米共同で行ったワクチン有効性についての研究の結果の論文です。

内容は、1949年から1998年までのインフルエンザおよび肺炎による死亡についての統計をみたもので、1962年までは、日本は米国の3倍以上の死亡率があったが、学童の集団ワクチン接種が行われた1962年から1994年までは米国以下の死亡率となり、集団接種を中止後は、死亡率が再上昇したというもので、学童のワクチン集団接種は、社会全体のインフルエンザ関連の死亡を年間.3.7〜4.9万人も減少させたと結論しています。

インフルエンザワクチンの有効性については、他にもいくつか論文がありますので、全体で見た場合に有効なのは間違いなさそうです。

ただ、もちろん、発症を100%予防できるものではない以上、個人としては、ワクチン接種してもインフルエンザになることがあるので、それはどうしようもないです。


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