カーク船長の娯楽日記

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デフレを理解できない偉い人

経済と言うのは、わかりにくい。

特に、国の財政と言うのは、家計簿にたとえて考えると完全に間違える。

家計簿的には、収入の範囲で支出を考える、収入が減ったら支出を減らすなどあたりまえだが、国家の財政にそれはあてはまらない。

何故かと言えば、支出を削ることで、それがまわりまわってかえって収入を減らしてしまうと言うこともあるからである。

また、デフレが何かもわかっていない人が多い。マスコミや政治家のほとんどはわかっていない。

ある偉い人が「デフレは物が安く買えるからお金のない若者にはチャンスだ」などと言っていた。こいつバカすぎる。だから滅茶苦茶な政策をやろうとするのだろう。

デフレと言うのは、ある一定期間に物価が持続的に下がることである。

だから、物が安くなるのはその通り。

しかし、それだけで終わらない。

物が安くなると言うことは、企業は儲からなくなるわけで、その結果として、労働賃金はカット、リストラにより失業者は増加、若者の雇用は減るのである。

さらに、物価が下がると言うことは、相対的にお金の価値が上がると言うことである。

つまり、お金を持っている人ほど有利なのである。

ある程度貯金があったり、安定した職についている人やそこそこ年金をもらっている人たちと言うのは、少なくともデフレでもそれほど困らない。むしろデフレでトクをしているのである。

しかし、この条件に当てはまる若者ってあまりいないだろう。

逆に、お金の価値が上がって行くから、借金がある人にはつらい。今現在お金を持っていないでこれからお金を稼がなければならない若者にもつらいのである。

だから「デフレは若者にチャンスだ」などは大馬鹿物が言うことなのだが、こう思っている人間は政治家やマスコミに多い。

デフレは物が売れず利益も上がらないから商売している人たちにも大変なのである。世間知らずのマスコミ関係者や政治家には、そういうことがわからないのだろう。

だから、デフレを促進する消費税増税などを平気でやろうとするのだろう。

でも、そんなことをすれば、かえって財政は悪化するに決まっている。国の財政を家計簿にたとえて考えるから、それもわからない。

デフレになれば、名目GDPは減る。

税収と言うのは、単純化して考えれば、「名目GDPx税率」である。

したがって、名目GDPを減らすような政策をすれば、税収は減り、かえって財政は悪化する。

ものが売れなくなったり利益が減る消費税増税は確実にデフレ圧力となり、経済成長を阻害するだろう。そうなれば、名目GDPは減るから、消費税増税をしても、税収そのものは減ることになる。

そんなこともわからない人間たちがマスコミで偉そうなことを言ったり、政治を動かしているのだから、経済が良くなるはずが無いし、財政が悪化して当たり前である。
怒り | Comments(2) | Trackbacks(-)

Comment

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おっしゃる通りだと思います。
家電メーカーは軒並みアホな商売をして赤字、、赤字、、、
うちでも本当に禁漁しないといけない時期が来るかもやしれません^^;

また、うちで仕事をしてもらってる職人さん達も軒並みに日当が減ってる時代です。。。
やはり、、昔みたいに大型店舗、外資系が無い時代が
一番良かったのかもしれません、、、
便利な世の中が世界をダメにしてるような気がしてなりません、、
2012年04月10日(Tue) 17:43
編集
高校レベルの経済の知識でわかるようなことをわかっていないマスコミ・政治家・官僚が多いですね。東大法学部の人ばかりかもしれませんが。

企業が赤字と言うことは法人税を支払わなくて良いわけですから、税収が減って政府の財政が悪化するのはあたりまえなんでけど、それもわからないみたいです。

消費税は景気に関係無く一定の税収が取れるから良いと言ってますが、赤字企業にもむりやり課税するわけですから、企業の倒産や失業者を増やして余計に財政赤字を増やそうとしているとしか思えないですね。
2012年04月11日(Wed) 08:34












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