カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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インフルエンザ感染記

今週はかなり忙しい週になるはずだったが・・・昨日も今日も家でぼーっとしている。本当にぼーっとしている。

昨夜は少々眠れて今日は少し元気になったが・・・。なので、甘酒などを作って今飲んでいる。

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ちょうど頂き物の酒粕があったので。

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去年の年末に頂いたのだが、小分けにして真空パックしてあるからか、風味も飛んでなかった。

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だいたい料理で使うことのほうが多いが、たまには甘酒も良い。

それにしても、今回のインフルエンザは、かなり重症になってしまった・・・と言うか、たぶん熱が高かったのは1日だけだし、ノドの痛みや咳もたいしたことなかったので、一般的な症状としては軽いほうかと思う。

だから、普通で言えば軽症で済んだほうだろう。

予防接種のおかげか、タミフルのせいか、私の体力によるものか、いずれかによるのかまではわからないが。

しかし、致命的な症状が1つ。

鼻づまりである。

鼻づまり、これは、片方の鼻が詰まるだけならまだどうにかなるが、今回は両方の鼻の穴が詰まって参った。

鼻が詰まると息が出来ない。

口から息を吸えば呼吸できるから窒息はしないが、しかし、無意識の呼吸は鼻からしかできない。

たまに、無意識でも口呼吸できると言うすごい人もいるようだが、私は無理、無意識では鼻呼吸しかできないので、両方の鼻の穴が詰まると、まず眠れなくなる。

実際、水曜の晩はほとんど寝ていない。

鼻から呼吸ができるようになった短い時間だけ眠れるが、また鼻がつまると窒息しそうになってすぐに目が覚める。

地獄の苦しみである。

熱は37℃程度しか無いのだが、寝不足で息苦しいため、昨日は一日中ずーっとボケーっとテレビを見ていた。

で、昨日はチャンネルを変える元気も無かったので、いつもならすぐ消すようなワイドショーも結果的にだまって見てしまったのだが、それを見て、世の中がおかしい理由がよくわかった。

まあ、ワイドショーで政治を取り上げる時間が結構長いが、言っていることが滅茶苦茶である。

そりゃあ、政治が混乱してあたりまえだ。デマやウソや無知がまかり通っている。

消費税に関しても、ぴんとはずれの議論が多い。

もう、ワイドショーで政治問題を取り上げのをやめろ!でたらめばかり言って。

今日は中途半端に元気なのに、暇なので、ちょっと長々と書いてみよう。どうせ、誰も最後まで読まないだろうが、自分のためにしか書いていないので、それで良い(笑)。



税と社会保障の一体改革と言っているが、本当の目的は、財政再建だろう。

しかし、財政再建とは何かも、全然わかっていない。

「国の借金」の意味もわかっていないと言うか、意図的にデマを流しているのか、マスコミお得意の煽りなのか・・・

「国民1人当たりいくらの借金」と言う言い方がウソであるし、別に政府の負債を国民が税金と言う形で負担して返すわけでもない(そうやろうとしているが)。

財政再建とは、対GDP比で国債の割合を減らすことなのだが、絶対額を減らすことと思っている人が多い。そんな無意味なことをしてうれしいのは財務官僚だけのはずなのだが、いつのまにか国民みんなが財務官僚の発想になっている。

一番の原因は、国の財政を家計簿に例えて考えるからだろう。

家計ではお金は使えば消える。収入の範囲で支出を考えないと破産するだろう。

しかし、国レベルで見るとこれは成り立たない。むしろ逆で、誰もお金を使わないと、お金は減るのである(不正確な言い方がだ)。おどろくべきことだが。

我々の常識と言うか、道徳観念とは逆なのでなかなか理解できないが、資本主義と言うのは、誰かが借金してお金をまわさないと成り立たないシステムなのである。

マクロ経済学と言うのは実に面白い。

興味を持ったきっかけは、ずいぶん以前に「増税しても景気が悪化すれば税収はかえって減ることもある」と言う話を聞いたことだった。

実際、橋本龍太郎が消費税を3%から5%に引き上げてからトータルな税収は減り、財政悪化の速度はかえって加速しはじめた。

橋本龍太郎は死ぬ間際まで、大蔵官僚(現財務官僚)の言いなりになって増税と緊縮財政をやったことを後悔していたらしい。

ぞう、あれをやった理由は、「国の借金」を減らすため、だったのだが、逆に増えたのである。

理由はデフレだからと言うことらしい。デフレの時は何をやっても・やらなくても政府の借金は増えて行くし、無理に借金を減らそうとして「無駄の削減」や「仕分け」や「増税」などをすると、逆に借金の増えるペースが上がってしまうのである。

理由は、誰もお金を使わなくなると、お金(GDP)が減ってゆくからである。

別の言い方をすると、銀行預金の残高が増えれば増えるほど、国内のお金は減って行く・・・もちろん正確な表現ではないが、この意味がわかるまで、かなり時間がかかった。

資本主義は誰かが借金しないと所得が増えないしくみなのである。

歴史をふりかえると面白い。

戦前の日本はいまとそっくりである。

1920年代はグローバリズムの時代で、日本はグローバリズムに適応していた。

そこに世界恐慌が起こり、日本もバブル崩壊でデフレになった。

その時、「ライオン宰相」と呼ばれた浜口首相が国民の圧倒的な支持を受けて登場、彼の政治は、根回しよりも正面突破、グローバリズム推進、アメリカと融和、今で言うところの「痛みを伴う改革」を国民に直接訴え、政府支出の削減を行った。そして、今で言うところの構造改革によって競争力を高め、輸出を増やして、不況から脱することを目ざした

やったこともキャラクターまでも小泉首相にそっくりである。

しかし、浜口内閣のやった結果は大失敗、国内は失業者であふれ、経済は停滞、当然ながら政府の借金も増えて、日本も大恐慌に突入した。

これは、まあしょうがないだろう。当時はマクロ経済学など無い時代、ケインズもまだ知られていない時代だったから。

浜口首相の次の首相も構造改革派で同じ事を続けたので、日本経済はぼろぼろになったため、政権交代がおこり、犬養毅内閣が発足し、大蔵大臣に高橋是清が就任した。

この高橋是清がすごかった。

彼は、はっきり言って、世界で最初にデフレ対策を成功させた男である。

今風に言えば、反グローバリズム、積極財政、国債の日銀引き受けの3つである。

その結果、見事にデフレを脱却して、インフレへと転換させた。

日銀が国債を買い取りしてもひどいインフレにはなっていない。

そして、彼がもっと偉かったのは、インフレ率が一定のレベルに達した時に、それがバブルにまでならないように、きゅっと引き締めた点である。

デフレから脱却した時点で、財政出動をぱっと止めた。これはなかなかできないことである。

実際に彼がやった財政出動は軍事費の増大だったのだが、インフレになっておちついた時点でこれをやめた。

その結果、彼は後に右翼に暗殺されてしまった・・・

高橋是清は、バブル崩壊の後にちょっと話題になったようだが、その後はあまり紹介されることもなくなってきた。

未だにデフレが続いている日本で、消費税増税などすれば、確実に恐慌に突入するだろう。

その時に途方にくれることがあったら、高橋是清を思い出してくれたらと思うが・・・

このことに気づいているごく少数の人たちに期待するしか無さそうだ。

もうちょっと、ここらあたりを詳しく知りたくなったので、今日は以下の本を読む予定。

昭和恐慌の研究昭和恐慌の研究
(2004/03/19)
岩田 規久男

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デフレと超円高 (講談社現代新書)デフレと超円高 (講談社現代新書)
(2011/02/18)
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