カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
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イメージ操作

日本は貿易立国でも輸出立国でも無い。マスコミはいつも国民にデータにもとづかないイメージをすりこもうとする。

輸出立国(輸出主導型の国)かどうかは、数字を見なければ言えないことであるし、ちゃんとした定義もある。

輸出立国とは「名目GDPにしめるその国の財及びサービスの輸出割合が3割を超える国」である。

で、日本は17、4%。

インド24、1%
フランス26、6%
イギリス28、1%
中国36、5%
EU40、2%
ドイツ47、5%
韓国54、8%
ベトナム77、7%

日本よりも低い国はブラジル14,5%。アメリカ12,6%。

これを見ればはっきりするが、主要国では日本は輸出依存国家ではない。国としての輸出への依存度は低いほうであるし、日本は輸出主導型の国なんかではない!

ドイツや韓国はあきらかに輸出依存の国である。だからグローバル化に適応するしか無いのだろう。しかし、日本は違う。

日本は内需が巨大で、多くの企業は内需から利益を得ている。そのことをすっかり忘れている。新聞やテレビがでたらめなイメージをふりまくせいである。スポンサーのご機嫌伺いか!?。

で。こう言うことを言うと、今度は「ならば輸出をもっと増やさないといけない」と言ってくる人が多いが、輸出への依存度を深めると言うことは、国際的にさまざまなリスクにさらされると言うことである。

さらに、経済のグローバル化がすすむと、輸出企業の利益と国民の利益が一致しなくなる。企業は簡単に海外に出て行く。輸出企業が業績をのばしても、グローバル企業の経営者や株主、資本は国民とは限らない、すなわち国民が豊かになるとは限らない。

このような現状で、グローバリズムに適応しつづければ、さらに輸出企業と一般国民の利益の解離がすすむだけだろう。

現に、最近では、輸出が伸びても労働賃金は減り続けている。

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もちろん、輸出が増えたせいで労働賃金が減っていると言うわけではないが、少なくとも現状(デフレ+不況)を放置して輸出だけ増やしても国内が豊かにならないことは間違いない。

国内でものが売れなければ国民は豊かにはならない。

なのに、少子化で人口減少だから国内はもうだめと決めつけて、円高を無視して輸出ばかり考えるのはどうかしている。

日銀がデフレを放置し、事業仕分けや公共事業削減のせいで内需が減り続けている、そのせいでの少子化と人口減少なのに、原因と結果を取り違えている。

デフレで不況のせいで、ずっと自殺者が多い状態が続いている、そのせいでの人口減少なのに。

日本人は外ばかり見ずに、自分の足下をもっと見なければだめだろう。
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