カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
いつもふたりは絶好釣  カーク船長の釣り日記     
TOP釣り ≫ ケンサキイカの持ち帰り方

ケンサキイカの持ち帰り方

【2014年8月28日追記: ケンサキイカの持ち帰り方に関しては、この記事よりさらに新しい改訂版があります。こちらを参照してください】


(アカイカの持ち帰り方)(マイカの持ち帰り方)

以前に「マイカの持ち帰り方」について書いたが、その改訂版を・・・

釣ったアカイカ・マイカ=ケンサキイカをようやく綺麗に持ち帰れたので、ここに整理してメモしておくことに。

結論を整理して書くと以上の通り。

釣ったイカをイケス(無ければ海水を入れたバケツ)でスミをよく吐かせる→取り出して窒息させてシメる→クーラー内の冷えた海水に漬けて持ち帰る(真水の混入は厳禁)→帰宅後はなるべく重ならないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫で半日ほど置く→綺麗な赤色が出る。


アカイカ・マイカ釣りをはじめた頃、このイカをスルメイカと同じように普通にビニール袋に入れて持ち帰ると、イカがスミだらけになってきたなくて困っていた。

スミを洗い流しても、どうにもイマイチで、しかも、イカ同士や氷で押しつぶされて見た目がどうにも美しくない。最近のでは↓こんな感じ。これはちょっとひどかった。

110703chouka.jpg

まあ、これで特に味が落ちるとかは無いしちゃんと美味しいが、見た目にくたびれているとなんか印象が悪いので。せっかく美味しいイカだし見た目ももうちょっと綺麗なほうが良いかと・・・。

そこで、持ち帰り方の工夫として、まず最初にやってみたのは、船でよくやっている方を見かけるやり方だった。

100円ショップで売っていそうなプラスチックのカゴもしくは木のトロ箱みたいやつの上に乗せて持ち帰る方法である。トロ箱にイカを重ねないように乗せて、イカがかわかないよう上から濡らした新聞紙をかぶしてクーラーに入れて持ち帰る方法。

これだと、スミだらけで真っ黒にはならないものの、まずイカがあまり冷えない気がしてちょっと気になるし、何よりものすごくかさばるので大きなクーラーが必要であるし、この方法でも、イカがそれほど綺麗に赤くならない。

もちろん、ずいぶんマシなのだが、私がやると不完全なのか、こんな感じ。

100918chouka.jpg

売っているイカほど綺麗にはならなかった。また、スミのニオイが気になる。

この方法でも、もうちょっと丁寧にやれば十分綺麗になるのかもしれないが、私はやめた。やっぱり、かさばるし面倒である。

そこで、M飛龍さんに掲示板で教えていただいた方法、冷やした海水に漬けて持ち帰る~と言うのを試してみることにした。

はじめは、クーラーに海水を入れて真水が混じらないように保冷剤(凍らしたペットボトルでも可)を入れて冷やしてやってみたが、これだとクーラーにおにぎりとかを入れておけなくなってしまうので、今回はクーラーの中に二回りくらい小さいバッカンに海水を入れ、そのまわりに氷を入れて冷やすことにした。

これだとクーラーに弁当を入れておけるし、ペットボトルの氷や保冷剤なども用意しなくてすむ。何よりかさばらないのが良い。海水のぶん少し重たいが。

実際の手順としては以下の通り。少し私なりの改変が入っている。

(1)釣り上げたイカをしばらくイケスかバケツで生かしておき、スミをよく吐かせる。

(2)海水から引き上げて、バットの上などに置いて窒息死させることでシメる。

(3)イカが死んだ後、もしスミがついていれば、軽く洗ってスミを洗い流す。

(4)クーラー内のバッカンに海水をためて冷やしておき、その中にイカを入れて行く。

(5)このまま家まで持ち帰ってからビニール袋に詰める、この時、なるべく重ならないように入れて冷蔵庫などでしばらく置くと、赤い綺麗な色になる。

これだと海水のぶんクーラーが重たいので、それがいやなら、帰港時にビニールに詰めてしまっても良いかもしれないが、なるべく重ならないようにしたほうが後で綺麗になる。

(港を出る時のバッカンの様子)
110714bakkann.jpg

海水に漬けたまま持ち帰る場合、車がゆれるとバッカンから海水があふれるので、バッカンの上からビニール袋をかぶして、ゴムでとめてフタをする。

こうして、海水に漬けて持ち帰ると、イカの表面の細胞はまだ生きているようで、とてもきれいだった。目の回りなど何とも言えない綺麗な色をしているし、表面の色も変化している。

110714akaika-up.jpg

↓色が変化する様子が動画だと見えるかと思い撮影してみたが、いまいちだった・・・



海水に漬けて持ち帰り、帰宅後はなるべく重ならないようにビニール袋に入れて冷蔵庫へ・・・

翌日の朝、まだ赤くはなっていないが、しかし色は綺麗。

110714yokkuasa-ika.jpg

上から触ったりして刺激を加えてやると赤くなる。これも動画で撮ってみた。↓こんな感じ。



夕方にふたたび見てみると、多少むらはあるものの、赤い色が出ていた。

110715akaika-aka.jpg

ようやく綺麗に持ち帰れた。味が良くなる訳では無いのかもしれないが、見た目がきれいだとやはり良い感じである。
釣り | Comments(0) | Trackbacks(-)

Comment













非公開コメントにする