カーク船長の娯楽日記

周回軌道上から地球を眺めつつしたためた恒星日誌
ホームページへ     
TOP哀愁 ≫ 禁煙ファシズム

禁煙ファシズム

私は基本的にタバコは大嫌い、昔吸っていたが、今はタバコの煙がものすごいいやであるが、禁煙運動はもうこれくらいで良いのじゃないかと思っている。

最近はずいぶん分煙化がすすんで、私はこれはとても良いことだと思っているが、もう十分、せいぜいあと少しすすめば良いのではないかとも思う。

私の職場などは、建物内だけでなく、敷地内すべてでの喫煙が禁じられている。

飲食店でも禁煙席がずいぶんあるし、映画館や航空機、電車などもたいていは禁煙になっている。もうこれで十分だろう。

そういう世の中の流れもあってか、無神経な喫煙者もずいぶん減ってきたように思う。だから、もう十分、というか、まあせいぜいあとちょっとの分煙化で十分だろうと思う。

愛煙家は最近の禁煙運動の盛り上がりをさして「禁煙ファシズム」という言い方をするが、言い得て妙という気がする。

割と有名なことだと思うが、タバコの有害性を指摘して世界ではじめて大規模に禁煙運動を展開したのはヒトラーである。

タバコは健康に良くないからやめるべきだといって禁煙運動を展開しただけでなく、アスベストも有害だとして当時から排除したというから、すごい先見性?とも言える。

しかし、その思想の背景を見れば、人間(アーリア人)は優秀でなければならない、健康でなければならない、そういう強迫観念でもって、不健康なものを徹底的に排除しただけの話である。

そういう潔癖症の延長として、障害者や老人までガス室に送り込んで抹殺したのだから、恐ろしい話である。

日本人も妙に潔癖症なところがあるから危険だ。人間というのは不健康で不完全なのが普通なのである。体に悪いことを喜んでするようなところがあるものなのだ。

神様じゃないのだから、あんまり完璧をめざしたり、潔癖すぎることは言わないほうが良い。それは人間性そのものの否定にもつながりかねない。

世論というのは暴走しやすい。タバコが悪いとなったら、徹底的にやれというのが最近の声である。

ファシズムというのは全体主義で、その代表がナチスだが、ヒトラーを総統の地位に押し上げてファシズム体制を完成させたのは国民投票なのだから。今で言うところの世論なのだ。

ちょっとしたことですぐに熱狂して暴走するのが世論なのだから、世論でなんでも決めたがる風潮はここらであらためておいたほうが良い。

哀愁 | Comments(0) | Trackbacks(-)

Comment













非公開コメントにする