カーク船長の娯楽日記

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研究紹介

「新聞記事で見る最新の研究成果コーナー」(医学・分子生物学・薬理学・生理学・神経科学・創薬)というのを、ちょっとシリーズ化してみようと思う。

私自身、新聞に載るような研究ができる見込みは100%なくなったので、他の人がやっているのを別の用途でフォローしておこうという目論見。別の用途とは何か。それはナイショである。

今日は、魚がらみで二題!

心筋梗塞防止、やっぱり魚や野菜 阪大などが国内調査

2008年05月27日19時56分

 魚や野菜、豆類を多く食べる人は心筋梗塞(こうそく)になりにくい――。大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)や国立がんセンターの研究チームが約4万人を対象にした調査でこんな結果を明らかにした。欧米でもほぼ同様の研究結果が報告されているが、国内の大規模調査で確認したのは初めて。

 研究チームは、岩手、秋田、長野、沖縄の4県で90年と95年に実施された生活習慣のアンケートをもとに、40?59歳の男女約4万人の葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の1日あたりの摂取量を推計。それぞれ摂取量別に5グループに分け、11年間にわたって追跡した。調査中、251人が心臓病を患った。

 それぞれ摂取量が多いほど心臓病の危険性が減っていく傾向が確認された。摂取量が最少のグループを基準にすると、ビタミンB6では最も摂取量の多いグループの危険性は52%、ビタミンB12でも53%に減っていた。

 葉酸は野菜や緑茶など、ビタミンB6は魚やレバー、豆類など、ビタミンB12は魚などに多く含まれている。日本人は一般に、葉酸やビタミンB12に比べ、ビタミンB6の摂取量が少ない。研究チームは「ビタミンB6を多く含む食品を積極的に食べることが予防につながる」としている。

 葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12が欠乏すると、動脈硬化などを誘発するとされる物質「ホモシステイン」が血中で増えることが知られる。磯教授は「摂取量が多いことで、ホモシステインの生成が抑えられているのではないか」と指摘している。(木村俊介)

まあ、私は魚が好きなので、心筋梗塞にはなりにくかったらラッキーかもしれません。しかし、長生きしたいがために、好きでもない食い物を無理して食うというのはどうなのでしょうか?

こういう発想をつきつめて行けば、将来、「一切の有害物質を含まず健康に生きるための成分だけをすべて含んだ人工の食品を作って、それだけを食べて生きると長生きできる」という考え方が出てくるかもしれませんが、そんなこと、望む人間が果たしているでしょうかね?

サケ、命がけ産卵? 6?7秒心臓停止、北大院生ら確認

2008年05月18日09時36分

 サケは産卵の瞬間、心臓を止めている――。北海道標津(しべつ)町の標津サーモン科学館で実施された北海道大学大学院生らによる実験で、14匹のシロザケから、こんなデータが得られた。今年9月に米国で開かれるシンポジウムで発表される見通しだ。

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産卵行動中のシロザケのペア。口を開けた直後に心停止が始まる=北海道標津町の標津サーモン科学館、牧口祐也さん提供

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シロザケの産卵の瞬間の心電図(上がオス、下がメス)。波形がないところが心停止状態を示している

 サケの心停止現象については83年に論文が発表されているが、この時は1ペアだけのデータだった。今回はこの論文を裏付け、心停止がシロザケ全体の生理現象であることを証明したとみられている。

 同大大学院の環境科学院博士課程の牧口祐也さんと、同科学館学芸員の市村政樹さんらの共同研究。産卵期の昨年11月、科学館に隣接する標津川とつながる魚道水槽で実験した。根室海峡から遡上(そじょう)してきた20匹に麻酔をかけ、心臓付近に電極、背中に心拍を記録する小型記録計を装着。水槽に戻し、動画カメラで撮影して産卵の様子を見守った。

 オス5匹、メス9匹のデータがとれ、心電図と動画を分析。シロザケの心拍は通常毎分80?90回とされるが、メスが産卵し、オスが精子をかける時に、いずれも6?7秒間、心停止していた。牧口さんは「10拍分は止まっている。心停止は産卵時だけだった」と話している。

 83年の論文をまとめた広島大学大学院生物圏科学研究科の植松一眞教授(魚類生理学)は「サケはタイやヒラメなどとは違い、泳ぐための筋肉を使い産卵する。その瞬間は全身の毛細血管が押しつぶされるくらいの状態だ。血圧を下げるために心停止するのではないか」と話している。(神村正史)

シャケに生まれなくて本当に良かったと思います。

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