2014年7月25日(金)純栄丸@神戸・須磨
潮@神戸(大潮)
日出5:04 正中12:06 日没19:08
天気〜曇り後晴れ 気温29〜32℃
水温(須磨海釣り公園)28.5 ℃ 潮色〜濁り強い
(仕掛け)ハリス1.5号胴付き6本針サビキ仕掛けを半分にして使用、オモリ30号のドンブリカゴ。
(結果)マアジ22センチ前後を34匹
今週末は釣行できないものの、金曜日の午前中なら釣行して午後から出勤と言うパターンで行けそうだったので、やや無理して須磨の乗合船に乗ってきました。
普通ならタコを狙うところですが、先日釣った(+もらった)タコがたくさんあったので、タコ釣りはもう少し間隔を空けてくれと言われていたことと、義母からアジかサバを釣ってきて欲しいと言われていたことがあり、初挑戦となる「めくりアジ」釣りをしてみることに。
ちょうど、須磨の「純栄丸」がアジ釣り専門で出ているので、この船に乗ることに。時間的にも明石まで行くより須磨なら早く出勤できるのでちょうど良いです。
私は基本的に二本立てよりも一種類の釣りを1日やり続けるほうが好きです。
この「めくりアジ」ですが、名前の由来は諸説あるようですが、「手で皮をめくって刺身にするから」とのことらしいですが、だったら「めくるアジ」になりそうなので、脂が乗りすぎていて手で皮が
めくりにくいから!?それくらい脂が乗っていると言う私の珍説はどうでしょう!?
ちなみに、私は手で皮をめくることができなかったので、今回は普通に包丁で皮を引きました(汗)。
一般には「黄アジ」とも呼ばれる瀬付きタイプのマアジのことらしく、沖合を回遊する黒っぽいマアジ(大阪湾に入ってくるものは鬼アジとか呼ばれているそうな)とは見た目も味も全然違うようです。
生態も形態も違うなら別種のような気もしますが、遺伝的にはどうなんでしょうか!?亜種みたいものなのかな!?
いずれにしろ、キアジのほうは体全体が黄色っぽく、脂が乗っているのが特徴だとか。逆に、脂がよく乗るから黄色くなると書いてあるサイトもありましただ、どうなんでしょうか!?
今回釣れたものも、写真ではわかりにくいですが、かなり黄色かったです。
キアジはほとんどが東京の料亭などへ出荷されていくという話も聞いたことあります。
それだけ美味しいなら値打ちあるかと思いますが、正直言うと、「美味しい魚を釣る」と言うことをモットーにしていますが、半分くらいが釣りに行く口実でもあります(笑)。
いくら刺身が美味しくても、毎週食えば飽きますし、料理すればたいがいの魚はとても美味しく食べられますので、実は味にはそれほどこだわりはありません。そんなにグルメでも無いですし。
幸い、我が家には素晴らしい料理長がおりますのでたいだいの魚は美味しく食べることができますから、実は魚の味よりも釣り味を優先して釣行を決めている部分が多いです。
なので、当初は「混んだ大阪湾の乗合船でオマツリを気にしながら20センチそこそこのアジ釣りをして面白いのかな」と疑問に思っていたのですが、今回それは間違いであるとわかりました。
まず、混んでませんでした。がらがらに空いていてお客さんは私を入れて4人でした。平日だからかもしれませんが、なのでオマツリの心配はまず無いです(実は1回だけオマツリしましたが)。
あと、釣れるアジのサイズは平均して22−23センチ程度ですからそれほど引かないように思いますが、竿が柔らかくオモリも軽いので(30号)、意外に強い引きに感じられ、面白かったです。
そして、前半は入れ食いタイムもあり、釣りとしても思っていたより楽しめました。
と、前置きがかなり長くなってしまいましたが、はじめての船なので自分の記録のためもありますので、もうしばらくご容赦を・・・
5時半までに来てくれとのことでしたが、須磨海岸へ入るゲート前に5時25分に到着すると車の行列ができていて入れず、5時半ちょうどに動き出して通過。
ところが純栄丸のスタッフはゲートのところに誰もおらず、他の船のスタッフから、純栄丸なら入ってすぐのところに車を停めるように言われました。
駐車場の前が店ですが完全に閉まっていて、まわりには誰もいません。車は何台か駐車してあるものの、釣り人らしき人は誰もいません。私が最後のようです。
まわりを見ると、砂浜を越えた突堤のところに釣り人らしき人がいたので、たぶんそこが乗り場だろうと思い、そこまで荷物を持って歩いていると、沖のほうから船がやってきて、それが純栄丸でした。
撮り忘れたのでHPより写真を拝借。
はじめてなので段取りがわからず四苦八苦(汗)。今回は、電話の時に「はじめてですのでよろしくお願いします」と言うのをうっかり忘れてました。
須磨の船は何軒か乗ったことあるので、どこも同じような感じかと思ってましたのでうっかり。
乗船名簿の記載など無いのは同じでしたが、出船前に集金は無し、お金は帰ってから店の前で若い女将さんに払いました。冷えたおしぼりと缶コーヒーのサービスあり。
氷は船にあるのかと思いきや、船には置いて無くて、帰りにわかったのですが、駐車場に置いてある大きな発泡スチロールに入れてあったようですが、知らなかったので出船前にはもらえず参りました。
はじめての時は電話でしっかり「はじめてですからよろしくお願いします」と言わねばなりませんね。痛感しました。
何とか持っていた保冷剤等でしのいで、釣れた魚は生け簀で極力最後まで生かしておくことに。
幸いにして空いていたので、一人でイケスを2つ使うことが出来たので、釣れたマアジはすべて最後まで生かしておけました。マルアジだけ釣れたその都度に締めてクーラーへ。
さて、話は前後しますが、船長の指示で4人が右舷に並んで入ることに。
まきエサが固まったほうが良いからと言ってましたが、全員が右舷なので、船長が常に右舷側が日陰になるように流してくれたので、暑さがマシでとても楽でした。
船長も、見た目と声がちょっと怖そうな雰囲気あるかとおもいましたが、実際には優しい船長でした。見た目は違いますが声が宮川大輔に似ているかと思いました。
はじめてなのでどんな仕掛けが良いのかわからず色々買いましたが、船長に選んでもらったところ、これが良いそうです。
他にはこんなのも買いましたし、使ってみました。
あとは、写真撮ってませんが、波止での小アジ用のサビキ仕掛けも複数用意して行きました。
ハリスは1.5号が基準。他に1号や0.8号も用意しましたが、今回はかなり潮がにごっていたので、細くしてもあまり関係無さそうでした。
途中でサビキのヒラヒラが取れましたが、オキアミの刺し餌をするので、針だけでも良いそうです。
なので、サビキは何でも良くて、枝がそれなりに長くて針も小さすぎないほうがバレにくいから良いとのことでした。
そして重要なのは、6本の枝だと仕掛けの全長が長すぎるので、半分に切って3本針仕掛けにしてやることだそうです。
マアジはせいぜい底1mまでしか釣れないそうなので、仕掛けの全長が長いと上の針にマルアジや小アジが来て邪魔されるそうです。
オモリは30号、と言うか、30号の重さのドンブリカゴにアミエビを詰めてやります。オキアミ、アミエビともに船で用意してくれています。
一応、30号のドンブリカゴを3つ持ってきましたが、結局根掛かりですべて消失したので、多めに用意したほうが良さそうです。須磨沖のポイントはところどころに小さい根があるようです。
さて、本当に前置きがいつにも増して長くて申し訳ありませんが(汗)、午前6時前に出船。
6時過ぎに須磨沖のポイントへ到着。
小さい根が点在しているポイントでしょうか!?マアジは底と言うことなので、底をベタベタ攻めていたら、いきなり根掛かりして仕掛けロスト(爆)。
気を取り直して再度仕掛けを用意。先ほど切った残り半分の仕掛けをセットしてオキアミを刺し、カゴオモリも新たにセットしてアミエビ詰めて投入。
水深は18m前後と浅いです。電動リールなど使っているのは私だけでした(汗)。
この日は何カ所かポイントをやりましたが、水深の深いところでも20mまででした。
さて、仕掛けを底に落として、ひきずらないように、しかし底を中心に攻めているとアタリがあり、竿もやわらかいのでそこそこの引きで上がってきたのは20センチちょっとのマルアジでしたが、一応キープ(笑)。
第2投目、しばらくしてアタリがあり、今度は明らかに先ほどとは違う引き、時々下へ下へと潜ろうとするので釣りごたえあります。待望のマアジでした。
長さはマルアジと同じ22センチほどですが、体高がありますし、引き味も強いです。マルアジは横走りする感じですが、マアジは下へもぐろうとするようで、そのぶんよく引きます。
思ったよりサイズは小さかったですが、竿もやわらかいので結構面白い釣りです。
今回使った竿は「アカイカマイカDX180」で、長年塩漬けにされていたものです。
竿も仕掛けも短いので、魚の取り込みが楽で手返し良いです。この竿にして正解でした。
さて、このポイントでは30分もやらず、マアジとマルアジが4匹ずつ釣れたところでポイント移動。
空いているので両サイドのイケスを使用、最初は片方にマアジ、片方にマルアジと分けて入れてました。
大きく移動して、何と神戸空港まで来ました。ずいぶん昔にメバル釣りで来て以来です。
この構造物まわりに魚が着いているようです。6時半頃からここで釣り開始。ここも水深は16−18mくらいでした。
ここでは船を流し変えず、船長の操船でマアジの群の上に船を乗せっぱなしにして、釣りをし続けました。
ここでは小アジは無し、たまにマルアジに邪魔される程度でしたが、根掛かりも一切無く、快調にマアジが釣れ続けました。
ここで8時頃までやって、だんだんとぽつぽつ程度のアタリになり、移動することに。たぶんここでは20匹くらいは釣れたと思います。マルアジは締めてクーラーへ。
2つのイケスがマアジでにぎやかに・・・
8時過ぎに移動して須磨沖へ戻りますが、こちらは今度は先ほどよりも小アジやマルアジが邪魔してきます。たぶん朝一にやったポイントと同じところだと思います。
根があり、またオモリを1つ取られました(汗)。
それでも根気よくやっていると、たまにマアジも混じるという感じで、何よりアタリがありますので、退屈することは無く、結構忙しい釣りです。
ここでしばらくやって、また移動、今度は少し沖合へ移動しましたが、水深はちょっと浅くなって15−16mくらいのポイント。
しかし、ほとんど何も食いません。たまーにマルアジが釣れるくらい、そして、ごく稀にマアジが釣れるかどうかと言う程度。
船長が「あと半時間(30分の意味?)ほど潮がかわるまで何しても釣れんから、この間に給油さして」とのことで、港近くの給油所へ・・・
そして給油を終えてまた同じポイントに戻ると、今度はアタリがよく出ます。しかし、ほとんどマルアジばかり。
ちょっとずつ移動して探りながら、たまにマアジが釣れますが、あまり続かず単発で終わります。マアジを2−3匹追加した程度。
10時半頃、また朝一の須磨沖のポイントへ。
ここもマルアジや小アジが多く、それをかわしたと思ってもベラが釣れたり(リリース)で、30分ほどで2匹ほどマアジを追加するのがやっと。
しまいにはまた根掛かりしてしまい、すべてのドンブリカゴをロストしてしまい、時計を見ると11時、あと30分以上あるなら仕掛けを買おうかと思い、船長に「何時までやりますか」と聞いたら「もう終わるけどなあ。ちょい早上がりにするかなあ」とのこと。
たぶん本当は11時半くらいまでなのが、活性が悪くて釣れないことに加えて、私は仕掛けロスト、私のおとなり(艫側)の方も釣りをやめて魚の処理をはじめられた様子だったので、色々重なっての「ちょい早上がり」になってしまったようです。
と言うことで、私は魚の処理をすることに。そこから2回ほど流して11時過ぎにちょっと早く終了。
いつもなら釣れて無くても時間までやって欲しいほうですが、午後から仕事だったので、今回のちょい早上がりはむしろラッキー(自分勝手です)で、温泉に入ってから1時半には出勤できました。
(結果)めくりアジ21〜24センチを34匹、マルアジも同じくらい(持ち帰り15匹)、小アジ20匹くらい(持ち帰り4匹)。
↑左下1匹だけマアジ。先にしめてマルアジと一緒に入れておいたもの。
だいたい皆さん同じくらい釣れたようです。私も、目標を20匹にしていたので、クリアできて良かったですが。ただ正直、このサイズだと50匹は釣りたかったです。
釣れたサイズはほとんどが22−23センチくらい、欲を言えば、もう一回り大きかったらなお良いのですが、船長によると、だんだん大きくなっているそうで、これからが楽しみかもしれません。
ただ、お盆をすぎると脂が抜けてくるそうなので、あまり遅くになると微妙かもしれませんが。
黄アジと呼ばれるだけあって、本当にかなり黄色かったです。写真ではわかりにくいですが、特にしっぽのほうが普通のアジよりかなり黄色くてびっくり。
基本的に小物釣りは好きなので、思っていたより楽しい釣りでした。たぶん入れ食いタイムもありそこそこ釣れたのと、空いていたのと、日陰で釣りができたから余計だと思います。
少なくとも、お客さんびっちりのマダコ釣りよりは良かったかなと思ってます。
今シーズンもう一回は行きたいなと言うくらいですが、マダコ釣りも1回は覚悟を決めて行くつもりなので、どうしようかと言う感じ。
また平日の午前中だけ休める時に午前便でマアジ釣りの船があるなら考えるかもしれません。
さて気になるお味ですが、さっそく塩焼きと刺身で食べました。
聞いていたような、脂で手がすべってズルズル・・・と、そこまで脂はのってませんでしたが、サイズの割りにはよく脂がのっていて、塩焼きにすると黄色い脂がしたたるほど。
かなり美味しいです。
そして、刺身も、ちょっと3枚おろしして中骨をとってそのまま1枚で刺身にしたのは大きすぎましたが、かなり美味しいのは間違い無いです。
ただ、トロトロとかズルズルとか言うほどではなかったです。ほどよい脂の乗りで上品な美味しさでした。
YUKAはかなり美味しいと言ってました。今晩にもう一度試してみる予定です。