2013年11月9日(土)落とし込み(チョクリ)釣り
仲政丸@和歌山・美浜
潮(小潮)@三尾
日出6:26 正中11:44 日没17:01
天候:晴れ 風向:北 潮:下り~上り潮 水温:23度 波高:0.5m〜ベタ凪
(結果)
さて、今年はまだ釣れ続いている中紀の落とし込み(チョクリ)釣り。T13さんがマグロを釣ったり、ヨコワが釣れているとかで、一週間前くらいに週間予報を見て土曜日に予約を入れました。ヨコワが釣りたいもので。万年さんもご一緒して下さるとのこと。
それから、時々コメント下さる一匹狼さん(ブログは
こちら)に「土日釣行の時は声をかけてください」と言われていて、てっきりタチウオ釣りでの話かと勘違いしていましたが、読み返してみたら違ったので、木曜くらいにあわてて声かけさせていただき、お初にお目にかかることに。
私の連絡が遅くなったせいで予約ぺったになってすみませんでした。
さて、釣行記のほうに入ります。
この釣りの翌日に早朝から仕事で忙しくて釣行記が書けずに忘れてしまいましたが・・・釣れた順番やポイントなど間違っているかもしれませんが、思い出せる限り書いてみることにします。
5時集合とのことで4時40分頃に港に到着。万年さんが来ておられたのでご挨拶。いつも通りまったく寝ておられないそうです。
船長が来て乗船開始。軽トラから氷をクーラーに取っていると、それらしい方がおられたので声かけたら一匹狼さんでした。
そのハンドルネームから、もっと孤高の人なのかと思ったら、気さくな感じの方でした。今後ともよろしくです。
さて、予約一番だったのでミヨシでもどこでも入れたのですが、イケスも近くにある左舷のともに入ることに。万年さんは船酔いが怖いとかで、いつものようにドアのそばです。
釣り座はこんな感じで、ちゃんと数えていませんが、たぶん9人だったかと。
5時半ころに出船。日ノ岬を超えて西へ向かい、1時間ほど走って紀伊水道の中央より四国寄りのポイントへようやく到着、6時半になってました。
水深は64m、釣り開始です。
朝一は潮も止まっていてベイトの反応もまだ固まっておらず、最初の2−3回の流しではベイトもかかりにくくて本命のヒットも無く静かな船上でしたが、何回か流しているうちにだんだんと反応がマシになってきたようで、ベイトはかかるようになってきました。
しかし、開始から1時間以上も誰にも何もヒットしなかったように記憶していて、船長が「今日は活性悪くて厳しいかも」と言っていたと思います。
北風(北西風?)が思ったより強くかなり寒かったです。
そのうち、上り潮が動き出したようで状況が良くなってきたようです。しかし、北風で上り潮なので、船首は北を向き、船は前に流れるので、私としてはあまり良い釣り座ではありませんが・・・
そのうち、左舷の舳に入っているOさんが最初にヒットだったと思います。確かヨコワを釣られたのではなかったかと。
ベイトの反応は50mより下くらいに出ており、そこでベイトをかけて底から3mくらいのタナで本命を待っていたのですが、ここから船長のアナウンスで、ベイトがかかったら45mまで上げてくるように指示がありました。
どうやらヨコワはベイトよりも上にいるようです。
ベイトはすぐにつきますが、しかし4本針に4匹はついていないようで、竿先の感じからするとせいぜい2匹しかついていない感じです。
なかなか本命のアタリ無し。
船上ではぽつぽつとヨコワを釣られる方が出て、少しあせりますが、だんだんと状況は良くなってきているようなので頑張ります。
船長の指示は、ベイトがかかったら、45mまで上げてヨコワを狙っても良いし、底から2−3mくらいにしてメジロなどを狙っても良いし、どっちも狙いたかったら50mくらいでやっても良いとのことでした。
ヨコワが釣りたいので、ずっとヨコワのタナでやっていたら、喰い上げて竿先がまったく下がらなくなったので巻いたら何かかかっているものの、たいして引きません。
上がってきたのは30センチ弱のヒラソウダでした。これは美味しいので良いみやげです。
その後もヨコワ狙いで45m前後でやり続けたものの、前アタリまででても食い込まず、そのうち前アタリもでなくなったので、底のほうでやることに。
落とし込んでベイトがすぐかかり、ひさびさに4匹ともにベイトがついた感じの竿先の動きでしめしめと思って底から3mで停止すると、すぐに前アタリで、いままでにない穂先の暴れ方です。
なんだろうと思ったら、ものすごいスピードで穂先が突き刺さったので戦闘開始!
たいして引かないのでハマチかと思ったら、残り10mくらいで急にものすごく引くようになり、何だろうと言ってやりとりしていたら、船長が「サワラだろう」とのことで、その通り上がってきたのは80センチほどの立派なサワラでした。
これで目標としていた魚(ヨコワとサワラ)のうちの一方が釣れました。
ところで、この日の前半は下の写真の右側に写っている細長いオモリを使っていたのですが、3回もオモリを取られました。
サルカンを閉め忘れて(閉め方が悪くて?)オモリだけ取れると言うのは時々やりますが、サルカンごと取れていたので何事かと思っていましたが(しかもフォールの途中でやられる)、どうもサワラかヨコワがアタックしてオモリの上で糸を切ってしまったようです。
切られた部分の糸がザラザラになってました。
さて、サワラが釣れて喜んでいたものの、4本のハリスのうち2本がザラザラになっていたので船頭仕掛けから自作仕掛けに交換することに。
今回は船頭仕掛けの完全コピーではなく、ハリス10号、間隔70センチ、枝長10センチの5本針仕掛けです。
こいつで、今度はヨコワを狙います。
55mくらいでベイトをかけて、ゆっくり巻き上げて45mまで上げてしばらく待っていると、良い感じの前アタリで食い上げたのでリールを巻いたら強烈な引き!
これはタナから判断して間違い無くヨコワでしょう。しかも、ドラグが出てなかなか上がってきません。大物の予感。
何度かやりとりすると、フッと軽くなりました。
うげ〜、ばれた−。
上げてみるとハリス切れではなく、針はずれでした。
食い上げのアタリはあわせが難しいのでフッキングが甘かったのかもしれません。後で釣ったヨコワより明らかによく引いたので、思い出してみるとこのバラしは残念でした。
まだチャンスはあるはずと頑張りますが、だんだんと船が増えてきて、こうなると確率が悪くなって厳しくなるなあと思ったら、この日最初の移動です。
デジカメの撮影時間によると9時40分でした。
次は少し移動、水深76mほどのポイントで、ここでどんな感じだったかあまり記憶がありません。
このポイントだったか、その後に最初のポイントに戻ってからだったかどちらか忘れましたが、ベイトをかけて、底から2−3mで待機していると、前アタリの後に竿先が刺さり戦闘開始!
ところが、先ほどに大物をばらしているので、感覚がおかしい。
やりとりしていても、「またバレるんじゃないか」とこわごわになっていて、これはいけないなあと思いながら、慎重にやりとりしたために、かなり大物のように感じてしまい、またデカンパチかと思ったら、上がってきたのはメジロでした。よく肥えてはいましたが。
ともかく無事に釣り上がって一安心です。連続でバラすとやりとりがおかしくなりドツボにはまるので。
いずれにせよ、青物の活性はあまりよろしくない感じで、前アタリまではでても食い込まないことが多かったので、じっくり待つことに。これが難しいですが。
活性悪くてなかなか食い込まない時や、前アタリも少ない時ほど、早く釣りたいと言う気持ちが強くなりすぎるので、ついつい早合わせになったり、必要以上に仕掛けを上下させてベイトを弱らせたりしがちになります(私の経験)。
前半はどうもそのせいでヨコワが釣れなかった?わかりませんが、ベイトがかかったらじっくり待つように作戦変更です。
いつもは、ベイトがかかってから、ベイトが暴れるタナをさがして仕掛けを上下させたりしてしまうのですが、今回はやめることにしました。とは言え短気なのでちょっとはやりましたが(笑)。いつもよりは我慢したつもりです。
さて、11時半頃に再び移動して、今度は日ノ岬のほうへしばらく走ります。
水深60mちょいのポイントです。
太陽が出てくると探見丸の画面の写真を撮るのが難しいです。後で画像ソフトで画像を補正していますが、見やすくなるまでに補正はできません。何とか綺麗にうつす方法は無いものか・・・
このポイントも、ベイトはまあまあかかります。
ここまで釣れていない万年さん、前アタリがあると早合わせしたり竿をさわってしまって食い込まず、船長から指導を受けていました。
活性悪い時は待ったほうが良いとのことでした。
ここで、船長の「活性が悪い」と言う声をふたたび聞いてふと思い、仕掛けをハリス10号からハリス8号の4本針仕掛けに変えてみました。
これが良かったのかどうか、次の長しでベイトがかかり、底から2mで待っているとすぐに前アタリから竿先が突き刺さり、メジロが釣れました。朝のメジロより一回り小さかったですが、これもよく引きました。
その後は、このポイントにもヨコワがあるとのことなので、少し上ぎみのタナ、ベイトがかかったそのままのタナ(水深55mほど)で待機していると、またしても食い上げのアタリ。
これが困りますが、しばらくまっても食い上げっぱなしなので思い切って中速でリールを巻いたら竿が突き刺さりヒット!
朝に似たようなアタリでかけたヨコワらしき魚をバラしているのでヒヤヒヤしながらですが、よく引いて上がってきたのは、ヨコワでした。
右舷の方とオマツリしてしまい、ヒヤリとしましたが、糸をゆるめてもらって無事にタモにおさまりました。
思っていたよりも立派なヨコワでした。いやー、良かった良かった。これで目標達成です。
その後は12時半過ぎに次のポイント、日ノ岬がだいぶん近くなってきました。
水深は約50mくらい。これまた画面が、画像補正しても見にくいです。
ここではベイトが異様に暴れるなあと思って上げてみると、何と20センチくらいのイサギが釣れていました。
1時近くなり最後のポイントへと移動。今度は美浜沖です。
水深は約45m。
ここでは潮があまり動いておらず、最後なのでアジをつけてやりますが、まったく暴れないのでお取り込みでかけるとベイトがかかります。
良い感じの前アタリはでたのですが、食い込まず・・・
右舷の方が連続してハマチとシオを上げたかと記憶しています。
私は食い込まない前アタリのみで、1時半になり終了。
(結果)メジロ2匹、ヨコワ1匹、サワラ1匹、ヒラソウダ1匹
今回はハマチやシオが少なく数釣りはできませんでしたが、この状況でこれだけ釣れたのは私としては上出来と言うか、出来すぎです。
去年はチョクリでさんざんでしたが、今年はよく釣れたことのほうが多かったので、完全にこの釣りにはまってしまいました。
しかし、今回のように少し活性が悪いと残念賞になる可能性も高い釣りであることにはかわりないので、良い時ばかりとは限らないでしょうが、以前のような苦手意識はようやく払拭できました。
ご一緒していただいた万年さん、一匹狼さん、お疲れさまでした。一匹狼さんは家が結構近いことが判明しましたので、またご一緒よろしくお願いします。
万年さんは遠いですが、懲りずにまたよろしくです。
さて、写真ではあまり大きく見えませんが、サワラはかなりの良型でした。
船長がぜひとも刺身で食べてとおっしゃっていたので、翌日にヨコワと一緒に刺身でいただきました。
ヨコワも皮下にかなり脂がのっていて、美味しかったです。夏頃に波浪ブイで釣れたのよりかなり旨かったです。
ところが、サワラの美味さにびっくり!
皮を引くのがうまく行かなかったのでアップの写真は無いですが(笑)、ともかく旨い。今まで食べたことの無いタイプの味でした。
ボキャブラリーが少ないのでこんな説明ですみません。
YUKAも美味しい美味しいと言ってました。なかなか食べる機会の無いサワラの刺身は最高でした。また釣りたいなあ・・・
ちなみに、ヨコワの胃袋から小アジが出てきまして、頭がつぶれてますが、やはりまたしっぽから飲み込んだようでした。
それから、今回は新たなアジネットを持って行ったのですが・・・。アジを傷つけない布地になっているのは良いものの、色が黒なのでアジがおびえて逃げてなかなかつかまらず、とても大変でした。
ネットの色は白いほうがアジは逃げずにすんなり入ってくれるのにどうして黒なんかにしたのか、このネットはもう使いません。無駄遣いだった・・・。