カーク船長の娯楽日記

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最近見た映画など3つ

最近見た映画など3つ

「タイムマシン」
タイムマシン 特別版タイムマシン 特別版
(2008/04/11)
ガイ・ピアース

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『タイムマシン』(The Time Machine)は、2002年のアメリカ映画で、SF映画。H.G.ウエルズ原作の「タイムマシン」を多少脚色して映画化したもの。

数ヶ月前にテレビで放送していたのを録画しておいて、最近ようやく観ることができた。

原作者のH.G.ウエルズと言えばSF界の巨匠である。私は高校時代には早川のSF文庫をダンボール箱に2箱くらい所有しており、ともかくSF小説を片っ端から読みあさっていたくらいなので、この映画の原作小説のほうも読んだことがあるのだが・・・不思議なことに、ほとんど内容は覚えていなかった。

タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)
(1991/05)
H.G. ウエルズ

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なので、この映画が原作と違っているところがあると言われても、どこがどう違っているのかわからない。原作のほうはサッパリ覚えていないのである。悲しい。

ちなみに、数年前に見て腰をぬかしたトンデモ映画「宇宙戦争」(トム・クルーズ主演)の原作もH.G.ウエルズだが、こちらも、内容は全然原作と違う、ただ、ラストだけ原作に忠実という感じだったが・・・まあある意味面白い、常識をくつがえす映画だったのは確かかもしれない。
宇宙戦争宇宙戦争
(2006/07/07)
トム・クルーズ

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宇宙戦争 (創元SF文庫)宇宙戦争 (創元SF文庫)
(2005/06)
H.G. ウェルズ

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それで、「タイムマシン」のほうだが、こちらは、「宇宙戦争」とは逆で、どうも大筋は原作の通りだが、ラストが違うということらしい。

ネタバレにならない程度にストーリーをおおまかに紹介すると、物理学者のアレクサンダーが主人公。彼が彼女にプロポーズするが、その直後に強盗に襲われて彼女が撃ち殺されてしまう。

彼女の死を阻止するため、タイムマシンを作って過去にもどり、過去を死から救おうとする。ところが何回過去に戻って命を救っても、直後に別の事故がおこったりして、彼女は必ず死んでしまい、でうまくゆかない。

そのうまく行かない理由をさぐるために、アレクサンダーは未来に行く。そこでさまざまな冒険?をしたり危険にさらされたり、超未来の異様な人類の形態を目の当たりにしたりする。

そして最終的には「どうして彼女の命を救えないのか」という理由がひょんな事からわかって、まあ終わりという感じ。

彼女を救えない理由は、なるほど・・・そう言われればそうだろうよ、という感じだが、あまり科学的とは言えない。もちろんこの映画に科学がどうとかタイムトラベルの理論がどうとか、そういうことを言ってもしょうがないし、そういうものではない。

まあでも、娯楽映画としてはなかなか良い出来なのではないかと思う。SF好きな私としては、見て満足した。





大日本人

大日本人 通常盤大日本人 通常盤
(2007/11/28)
神木隆之介UA

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テーマというか扱っている内容は面白いと思うのだけれども、表現方法がどうなのかと思った。

インタビュー形式のシーンがだらだらと多くて、何を言っているかよくわからないし、見ていてイライラする。たぶん松本なりの「自然さ」を出そうとしたのだと思うが・・・

それにしても、カンヌで上映するような映画なんだろうか!?と言っても、カンヌではどんな映画が好まれるのか知らないし、誰が評価するのかも知らない、カンヌで評価された映画だから見たいとか思うわけでも無いが。

コントにむりやり社会性のあるテーマをごちゃまぜにしてしまったという内容で、そう考えると内容的にもどうなのかと思ってしまう。

見ようによっては現代の日本人への痛烈な皮肉と思える部分もあり、そういうところは面白いと思ったのだが、しかし、映画としてはどうなのだろうか?

映画の技術的なことはわからないし興味もないけれども・・・

一つ気づいたのは、私はさほど映画が好きではないということ、かもしれない。

この映画を映画館に見に行ったとしたら、かなり損したと思ったのじゃなかろうか。いや、面白いのは面白いところも十分にあった。だから、レンタルビデオならば、払ったお金ぶんは十分に満足できる内容だ。映画だとどうだろうか。金と暇がありまっていれば何とも思わないかもしれないが。





ルパン三世・カリオストロの城

ルパン三世 - カリオストロの城ルパン三世 - カリオストロの城
(2001/04/26)
山田康雄

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最近テレビでやっているのを、ちらっと見た。もう2?3回は見ている気がする。良い作品だと思う。

私はアニメの「ルパン三世」が全体的に結構好きなのだが(ただし山田康夫がルパンの声をやっている作品のみ)、それは、脇を固めるキャラクターの魅力によるところが大きい。銭形、次元、五右衛門、どれも魅力的である。一方、ルパン自身と峰不二子はあまり好きではない。

ちなみに、このカリオストロの城は、ルパンの中でもかなり名作と言われているほうだとは思うが、どうだろうか。名作は名作だと思う。

アニメとしてはとても良くできているし私も好きな作品である。しかし、これはルパンではない気がする。

皆さんたぶんご存じの通り、というか見ればすぐわかることだと思うが、この映画の監督は宮崎駿である。

そう、この映画はもうどこを見ても宮崎アニメじゃないかと私は思う。

宮崎駿はテレビアニメのルパンのほうでも制作にかかわっているようで、その路線のほうが人気があるようだが、これもルパンではなく、宮崎アニメになっている(と私は思う)。

テレビアニメでは一作目のルパンの前半(宮崎駿が入る前)が好きな私としては、ちょっと違うんではないかと思うところがある。もちろん実際には、大きく違和感を感じているという程でも無いし、どちらも好きは好きなのだが。

ただ、本来はやはり、宮崎駿のかかわった「ルパン三世」は、どれも「ルパン三世」としてはやっぱり異色作になるのではないかと思う。

その、あくまで異色なルパンばかりが高く評価されるというのは、原作者はどう思っているのだろうか。まあ、原作は原作で私には理解不能だったから、やはりそこまで根本にもどると、どうでも良いのだが・・・。

ところで私は「カリオストロの城」は好きだと言ったが、実は初期の宮崎アニメによく出てくる「少女」があまり好きではない。いや、好きではないと言うと語弊があるかもしれない。何か妙な女だと思ってしまう。この映画だと、クラリス、あと他の映画ではナウシカあたり。

というか、基本的に宮崎駿の描く女性はみんな好きではない。というか、女性らしくない気がする。もののけ姫もハウルの何とかのも。どうも宮崎アニメに典型的な女性には、生身の女性としてのリアリティーを感じられない。

逆に、不二子が好きになれない理由は、リアリティーを感じすぎるから、ああいう狡猾な女性というのが私の女性に対して持っているイメージにかなり近い、私の嫌いなタイプの女性の典型例にとても近いので、どうしても好きになれない、こちらはリアルに感じるが故に嫌悪してしまうのだ。

ただし、宮崎版のルパンでは不二子は存在感が無く、私から見て不二子らしくない。つまり宮崎駿は不二子みたいな女性を理解不能か、想像がつかないのかもしれないと思ってしまう。いい年をして。いずれにせよ、不二子らしかったとしても、不二子に興味は無い。

だから私はやっぱり銭形、次元、五右衛門というふうになってしまう。

あと、ルパンの人気が出た理由の一つとして、声優陣のすばらしさがあるのではないかと思う。

しかし山田康夫はすでに亡くなりルパンの声はモノマネである。他のメンバーもかなりご老体である。声にキレが無い。これ以上、ルパンと登場人物らのイメージを損なわないためにも、そろそろやめにしてはどうかと思うが。

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