このブログに書くネタと言えば、釣行記、食ったもの、でかけた記録、読んだ本、見た映画やテレビ番組、その他雑感ですが・・・釣行記はこことYahooと2つ同じ内容をアップしてましたが、2つは無駄だし、こちらはほとんどコメントも無いので、今後は釣行記だけYahooのほうに一本化することにしました。
カーク船長の釣り日記なので、以後、釣行記以外に興味無い方はYahooブログのほうのみをチェックしていただけたらと思います。
と言うことで、最近のできごとその他を・・・
(1)最近のおでかけ
2月4日(月)の晩、肥後橋のフェスティバルホールへクラッシックのコンサートを聴きに行ってきました。一番良い席を安く譲ってもらったのでラッキーでした。
曲目はブラームス交響曲第1番と第2番を2曲と言う豪華なプログラム!リッカルド・ムーティー指揮、シカゴ交響楽団の演奏です。曲も指揮者もオケもどれも有名なものばかり。
しかし、パンフレットを買ったのは失敗・・・
中身まったくスカスカのパンフレットでした(涙)。
ムーティーは私が学生オケをやっていてクラッシック音楽に一番熱心だった20数年前から一流指揮者として活躍していましたので、懐かしいですね。シカゴ交響楽団は金管セクションで神様扱いの演奏者がたくさんいて、これまた有名でした。私もトロンボーンをやってましたので。
ただ、シカゴ響の当時の指揮者はショルティだったのですが、この人の演奏がはっきり言って好き嫌い激しいと言うか、私からしたらまったく情緒のかけらもないパキパキした演奏で滑稽なほどに感じましたので、シカゴ響の「音」じたいは好きでしたが、演奏はショルティがどうにもあわなくてあまり好きではなかったです。
その点、同じ時代ではバーンスタイン指揮のニューヨークフィルが最強でした。ここも金管セクション、特にトロンボーンが最強だったので。
それはともかく、当時のシカゴ響を代表する金管セクションの有名プレーヤーはもうみなさん高齢で引退したか、亡くなったかだと思っていましたが、びっくりしたことに主席トロンボーンのジェイ・フリードマンは何とまだ現役で演奏してました。
ただ、見た目がヨボヨボのおじいさんでしたし、アルトトロンボーンで演奏していましたが、ブラ2の最後で3本のトロンボーンが順番に下降音階を鳴らすところの音がイマイチでした。もう引退したほうが良いのではないでしょうか。2番奏者もイマイチ。バストロンボーンのバーノン氏だけがお見事でした。
あと、この曲はブラームスにしては珍しくチューバまでありますが、チューバの配置が変(笑)。普通はバストロンボーンの隣、ステージの右隣にいることが多いですが、トロンボーンの後ろに1人だけいてびっくり、それもアルトとテナーの間。
↑パンレットに乗っていたオケの写真から。と言うことは、いつもこの配置のようです・・・
このチューバの人、この写真にもチューバが二つ写ってますが、B管とC管をひっきりなしに持ち替えてました。F管ならわからんでもないですが、不思議です。
まあ、そんなことを見たりしつつ、しっかりと楽しんできました。ムーティーの演奏は意外にもテンポはやや遅めで内容は割と淡泊な感じでした。
フェスティバルホールも2012年に新しくなり、さぞかし良くなったかと思いきや、座席とかそうでもありません。音響も、あいかわらずの多目的ホールのため、オケの演奏にはあまり向いてないように思います。
2008年だったかに取り壊された旧ホールはもっと最悪で、音がまったく響きませんので、はっきり言ってクラッシックの演奏には不向きなホールでした。マイクなど音響機器の使用が前提になっている設計なのではないでしょうか!?わかりませんが。関西で唯一オペラも上演できるホールではありましたが、音はホントひどかったです。音の悪さは、旧京都会館第一ホールと良い勝負でした。どっちも客席が多いだけ。
いずれにしろ新しくなっても「多目的ホール」であることには変わりないので、音響はあまり改善(と言うかクラッシック向きに変更)されていないのかとも思いますが、旧ホールよりはずっとマシかとは思います。ただ、やっぱり今回も、シカゴ響にしてはあまり音が鳴っていない感じがしたので(曲目のために抑えていた!?)、クラッシックにはあまり良いホールではないように思いました。
(2)「まぐろパーク」へ
2月3日、恵方巻きの巻き寿司を買うために、「
大起水産・街のみなと」へ・・・
年末年始は駐車場から車があふれて大渋滞を引き起こしていましたが、今回は日曜の午前中に行きましたが、わりと空いていました。
まぐろ解体ショーをやってました。
目的は巻き寿司を買いにです。
ついでに、鮮魚の市場調査(笑)。
グレは25cmくらい?30cmも無さそうで、かなり小さかったです。
ちょうど、先日に釣ったサゴシと同サイズのものがあり、タチウオも先日釣れた中で一番大きな(と言っても80センチくらい)のもありました。
(3)ふるさと納税の返礼品を食らう
昨年はふるさと納税をして、その返礼品がすべて届いて、どれも食べ物でしたので一通り食べた感想を。
北海道根室市の返礼品、いくら醤油漬(小分け冷凍)60g×4P
これは、ちょっと少ない・・・。すぐなくなりました。
宮城県大崎市の返礼品、700g厚切り牛タンセット
分厚すぎてアゴが疲れます(笑)。ちなみに仙台の牛タンは外国産でした(笑)。
島根県浜田市の返礼品、ボイルずわい蟹としゃぶしゃぶセット
シメはかにぞうすい。美味!
美味しかったです。2人でちょうどの量なので、払った寄付金額からしたらちょっと少ない気が・・・
佐賀県武雄市の返礼品、九州産黒毛和牛ロースしゃぶ1kg
これはびっくり!霜降り肉は脂っこくてもたれてしんどくなるから苦手だったのですが、この肉は食べてもまったく重たくない、脂っこさを感じない美味しい肉でした。これだけ白い脂だらけに見えるのに不思議です。高い肉はそうなのか!?
宮崎県 都農町★迫力満点★うなぎ蒲焼(長焼5尾入)
この鰻も肉厚で分厚くて美味しかったです。ただ、焼いた直後に食べたらもっと美味しいでしょうね。肉厚ウナギが5枚も入っていて贅沢でした。
(5)経済ニュースは間違いばかり
経済ニュースはウソばかりですね。もう慣れてしまい、怒りも感じなくなりましたが。
ちょっと前にも、「景気回復期間は戦後最長で、いざなぎ景気超え」とか報道していましたが・・・。たしかに、この言い方ならウソではありません。
グラフを見ればわかる通り、「景気回復
期間」の長さが一番長くなっているのは確かです。
でも、値を見ればわかる通り、成長率はマイナスじゃないだけで、ちょっとだけプラスになっているにすぎません。ですから、景気回復期間が長くても実際には景気はほとんど回復していないのです。
なぜ、こんなウソと言うか誤解を与えるような報道するのでしょうか!?安倍政権への忖度!?私は正直、マスコミによる財務省への忖度としか思えません。ウソついて景気回復したと思わせて消費増税をしたいのでしょう。
↓しかし、日本はこの二十年ほどで国民がかなり貧困化してしまいました。もはや中流家庭などはわずかでしょう。すでに日本は発展途上国に逆戻りしつつある、衰退途上国なのです。
貧困化しはじめたのは、橋本龍太郎首相のやった消費増税(5%に上げた時)と「改革」から日本がデフレに突入し、その結果、ほとんど世界で唯一、この二十年間まったく経済成長していない国になってしまった、その結果が今の日本です。
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↑このデータを見てわかる通り、世界最低です。
この二十年の日本経済の伸びは世界最低です。中国にはGDPでとっくに抜かれ、今や1人当たりのGDPも韓国以下です。
・日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
→ 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
・日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
→ 1人あたり輸出額は世界第44位
・日本は「製造業生産額世界第2位」のものづくり大国である
→ 1人あたり製造業生産額はG7平均以下
・日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国である
→ 1人あたり研究開発費は世界第10位
・日本は「ノーベル賞受賞者数世界第7位」の文化大国である
→ 1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位
・日本は「夏季五輪メダル獲得数世界第11位」のスポーツ大国である
→ 1人あたりメダル獲得数は世界第50位
日本が衰退している最大の理由は、デフレのせいです。それが唯一の日本の特徴です。他の国は成熟社会?だろうが人口減少だろうが少子高齢化だろうが、普通に経済成長していますしデフレではありません。
日本だけこの二十年ずっとマイルドなデフレと低インフレが続いて、そのせいで名目成長率が低いことと、デフレ(物価が下がる=お金の価値が上がる)なのでみんなお金を使わないこと、この二つのせいです。国内で消費や投資に使われたお金の合計がGDPですので、誰もお金を使わないと支出の合計(=所得の合計)=GDPは減ります。
ちなみに、経済成長率はどうすれば高くなるか!?すでに述べた通り人口増加率とは関係ありません。相関係数0.17だそうな。グローバル化も関係ありません(むしろマイナス)。
経済成長率と一番相関の高い要因は、「政府の財政支出の伸び率」です。あたりまえですが、GDPは国内のすべての支出の合計でもありますので、政府の使ったお金はGDPに計上されます。しかも金額が大きいのであたりまえです。政府が支出を減らせばそのぶん政府以外の所得が減りますから連鎖的にGDPは減ります。簡単な算数でわかる話です。
日本はずっと緊縮財政で支出をほとんど増やしていません。先進国最大の財政引き締め国家なのです。
それもこれも、「日本は財政危機」と言う勘違いのせいです。今日もニュースで「国の借金1100兆円、1人当たり八百何十万円」とかやってましたが・・・
国の借金(正確には政府の累積債務)の総額を減らしている国などありません。こう言うと、借金を返さなくて良いのか!?とか言われたことがありますが、借金を返すことと累積債務を減らすことは同じではありません。
国債は償還期限が来たら返済するわけですが、その返済の財源は新規国債発行で問題無いわけです。しかも、日銀が保有している国債は政府が利子を払っても国庫に納付されて戻ってきます。事実上、利払い不要です。
そうした日銀保有の国債が、もうすでに400兆円以上です。それを無視して国の借金1100兆円とか言うのは、増税のためのプロパガンダにすぎないでしょう。
国家財政の目安は、財政が赤字か黒字かではなく、債務対GDPが発散しないことです。債務が増えてもGDPが増えていれば問題ないのです。だから、日本の場合はGDPが増えないことが問題です。
もしこの二十年もの間デフレでなく、他の国並のインフレ率であれば、今頃名目GDPは1000兆円です。そして、GDPが増えれば税収も増えますので、おそらく「国の借金」が1100兆円などにはなっていないでしょう。
そのことを一般国民が理解するためには、マスコミが財務省発のニュースを垂れ流すのをやめて、自分の頭で理解して報道するようにならなければ無理な話です。
「日本は財政危機」と言うのは間違いです。「国の借金は将来世代へのツケ」と言うのも違います。真面目な人ほどこのレトリックにはまりやすいので困ったものです。
まず、「税金のむだ遣い」とか「税金投入」と言う言い方をやめましょう。本来、政府の支出を「税金」とは言いません。財源の一部が税金なだけで、税金とは、我々が政府に納めるお金のことです。納めた後のものを税金と言うのは間違いで、そういう言い方をするから、政府がお金を使うとあたかも自分の財布から金が消えているがのように勘違いするのです。
バブル崩壊後に銀行を救済した時には「公的資金の投入」と言う言い方でしたが、いつのまにか税金投入と言われるようになりました。我々の血税が無駄に使われていると言われると煽られるのでしょうが、政府が使ったお金は国民(家計と企業)の所得になるのです。そして所得が増えれば税収になるわけです。
そもそも、政府が赤字を拡大することによって民間にお金を供給しないからお金の量が不足してお金の価値が高くなる=物価が下がる=デフレになるのです。
デフレ期には税収が減って財政が悪化しますが、やるべきなのはむしろ財政赤字を拡大して国民の所得を増やして景気回復後、税収を自然に増加させることです。それ以外の財政再建はあり得ません。
これがなかなか理解されない理由は、「お金は使うと消える」と思っているからでしょう。
お金は消えません。お金を消せるのは日銀だけです。誰かの支出は別の誰かの所得です。誰かの負債は別の誰かの資産です。日本中から支出や負債だけ減らして、所得や資産を維持する方法などありません。みんな支出を減らして負債も減らせば、みんなの所得と資産が無くなるだけです。また、お金は限られた量しか存在しないわけではありません。日銀がいくらでも作ることができます。正確には、いくらでもなく、通貨を乱発して政府が財政支出にまわすとインフレになるので、適度なインフレ率になるまでしか通貨発行による財政支出はできませんが。日本はデフレ、低インフレですので、かなりその余地があるのは間違い無いです。だから増税も歳出削減もすべきではなく、社会保障費が必用なら国債を発行してジャンジャン使うべきなのです。
と言っても無駄だろうなあ。常識に反すること、みんな言ってることと違うことをすんなり信じるほうが無理なのでしょう。私もそうでしたので偉そうに言えませんが・・・
真剣に考えてみたい方には、マンガですがこの本をおすすめします。
↑AMAZONの「なか見!検索」、でかなりタダで読めるので、その部分だけでも読んで欲しい。
「医療費は国債を財源にしてじゃんじゃん使うほうがむしろ良い」「誰かが借金するからお金が発生する」と言う部分も読めるので、お金についての自身の勘違いと言うか無理解がよくわかると思います。
是非とも、多くの人に読んでもらって、「国の借金1100兆円を減らす必用は無い」「政府は財政赤字であることがむしろ健全」「国債は将来世代へのツケではなく、政府が金を使わず何もしないことがむしろ将来世代へのツケ」であることを理解して欲しいものです。
あの山本太郎ですら理解できたのですから。でも彼が言っても逆効果としか思えないのが残念です。